こんにちは!
スタッフのヤナギダです。
Rhodes Suitcase Mark2 73keys(730132)について、熱く語っていきます。
このモデルの最大の特徴はプラスチック鍵盤タイプである事です。
プラスチック鍵盤の特徴は大きく二つです。
倍音の少ない抜けてくるようなサウンド
メンテナンスが簡単で消耗具合が木製鍵盤の機種に比べて遅い
という点です。
プラスチック鍵盤のサウンド と言ってRhodesファンには通じてしまうくらい市民権を得ているプラスチック鍵盤のRhodes。
製造されていたのは1982年〜83年というごくわずかな期間ではありますが、
そのサウンドの存在感と抜けの良いサスティーンはRhodesの本物の質感を感じる事ができます。
また、木製鍵盤の際に心配しなければならない湿度の問題やフェルトの劣化と言った問題も
プラスチック鍵盤であれば心配ありません。
勿論湿度によって反る事もありませんし、ピン部分にフェルトを使っていないので劣化の問題もありません。
今の状態を長く維持しながら使っていくことが出来ます。
またプリンプには演奏性が高いと評判の「スライドタイプ」を採用。
これにより、
可変幅の大きいトレモロ と 視覚的にサウンドをとらえることが出来るトーンコントロールトーンコントロールを大いに活用することが出来ます。
抜けのあるサウンドを持ったプラスチック鍵盤 と 大きく揺れるトレモロのコンビネーションは抜群で、
ご自宅で弾いてても、サウンドに包まれるような感覚を味わう事が出来ます。
ちなみに蛇足ですが、
Suitcaseをご自宅に設置する際には 壁とRhodesの間を15センチくらい開けてみて下さい。
壁に当たったサウンドが上から抜けてきて
Rhodeサウンドが上から降ってくるような感覚を味わう事が出来ます。
ステージでもスタジオでも味わう事が出来ない、ちょっと夢のような感覚です。
これを味わってしまうと、本物の魅力から抜け出せなくなってしまいますよ。
ちょっと脇道にそれてしまいましたが、
音に包まれる感覚を味わってみて下さい。