Wurly's!スタッフのヤナギダです。
最近は更新が滞っておりまして、大変申し訳ありません!(汗)
ただ今、10月28日〜30日に開催されます「Vintage Vibe展示発表会」の準備で大忙しの毎日です。
ですが、豊富なラインナップだけではなく、エフェクターセクションやライブタイムなど内容盛りだくさんとなっております!
入場無料ですので、皆様ぜひ遊びにいらしてください!
イベント詳細ページ→http://www.miyaji.co.jp/Wurlys/event.php
ブログ紹介記事→http://miyaji-wurlys.jugem.jp/?eid=96
さて、本日は水曜日です!久々に「Rhodesのいろは」をお送りしたいと思います。
本日スポットを当てるのは鍵盤です。
ピアノの命ともいえる鍵盤。Rhodesの鍵盤は年代によって違いがあります。
その 違いの中でも材質、仕様の違いを年代ごとに見ていきたいと思います。
まずは
「Fender Rhodes期」にあたる1965〜1974年のモデルの鍵盤です。
木製鍵盤です。
大きな特徴は白鍵。鍵盤全体を覆うようにキーキャップが被さっています。
鍵盤を裏から見るとこの様な感じです。↓
キーキャップの中は全てが木ではなく、若干隙間があります。
軽量化なのか…資材の節約なのか…その目的は定かではありませんが、
実際に鍵盤を外してみないと見ることができない部分の一つですよね。
続いて、
1975年のRhodes Mark1〜1981年頃のMark2前期まで採用されていた鍵盤です。
こちらの鍵盤は皆様にも馴染みがあるかもしれませんね。
先ほどのFender Rhodes期の鍵盤が、全体をキーキャップで覆っていたのに比べ、
こちらの鍵盤は側面を除いた部分のみがキャップされています。
裏側はこのような感じです。
こちらは側面がキーキャップでおおわれていない分、本当に鍵盤全体が「木」といったイメージです。
ですが、その分鍵盤の側面が少し角ばった印象を持つ手触りです。
そして、
1982〜1983年頃のMark2後期で採用されていました鍵盤がこちら。↓
プラスティック鍵盤です。
木製からプラスティック鍵盤に変わった理由としてはいくつかあるようなのですが、
一番大きかったのは鍵盤の管理の難しさであったと言われています。
木製鍵盤はどうしても湿度の変化等に弱く、適切な湿度管理をしないと
鍵盤が反ってしまうという問題点がありました。
また適切な湿度管理をしていても、むやみに立てた状態で置いておくなど、
その環境によっても鍵盤が反ってしまい、うまく鍵盤が動かなくなってしまう危険性がありました。
(ちゃんと演奏する状態で置いておけば、何の問題もありません!ご心配なく!)
これらの問題を解決すべく、湿度変化などで反らないプラスティック鍵盤になったとも言われています。
こちらが鍵盤の裏側。
Fender Rhodes期と同様、側面までキーキャップが被さっており、
キャップ内には空洞が見られます。
鍵盤の重量に関しては前述の2種類の木製鍵盤より若干重たくなりました。
それに伴い、鍵盤タッチに関しても木製鍵盤とは一線を画すタッチ感となっております。
最後に、今回紹介した鍵盤を並べてみましょう。
左から、プラスティック鍵盤、木製鍵盤後期、Fender Rhodes期
この様に並べると、
一番右のFender Rhodes期の鍵盤の上面が少しふっくら丸みを帯びているように見えます。
これも先ほど書き忘れたFender Rhodes期の特徴の一つです。
これは実際に触ってみないとわからない特徴ではありますが、
左二つの鍵盤が上面がフラットなのに比べ、この鍵盤は丸みを帯び、キーキャップが若干肉厚に感じます。
鍵盤の仕様を見ても年代によってこれだけの違いがあります。
みなさまがお持ちのRhodesがはたしてどのタイプの鍵盤なのか、
当店で気になった機種の鍵盤はどのタイプなのか。
そんなことを見比べ、弾き比べてみるのもいいかもしれませんね。
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- 2011.10.12 Wednesday
- Rhodesのいろは