減算式シンセに欠かせない存在、ローパスフィルターのPico VCF3のご紹介!

 

PICO VCF3は-24dbのローパスフィルターモジュールです。

そのカットオフ周波数の特性は誰もが知っているMinimoogと同じで存在感のあるシンセベースに向いている王道サウンドを作り出します。

 

 

■C-OFFツマミ:カットオフの調節

■RESOツマミ:レゾナンスの調節

■C CVツマミ:外部からのカットオフCVのアッテネーター

 

パラメーターはとてもシンプルです。

Pico VCF3はトランジスター・ラダー回路を採用しておりレゾナンスを上げると音量が下がる性質を持ちます。

レゾナンスを最大にすると自己発振して口笛等に向いているサイン波を鳴らすことも可能です。

 

 

↑Pico VCF3基板上のトランジスター実装部分

 

音量差の補正には以前紹介したPico Inputを使うと音量を大きくしたり、発振寸前の音をあえてクリップさせるオーバードライブ気味にさせることができます。

 

ローパスフィルターはその名の通りローをパスさせる、つまり入力した音の低域を通します。

カットオフ・ツマミで設定した周波数帯域の音を通し、ツマミが全開の状態(右に回しきった状態)から左に回していくとだんだん高域が落ちてこもった音になります。

レゾナンスはカットオフを閉じていく時の音にクセをあたえるために回路内の音をフィードバックさせる量の調節です。

 

C CVツマミは例えば外部のEnvモジュールの出力を繋いで徐々にツマミを上げていくと音がビョンビョンする深さを設定することができます。

C CCVツマミを右いっぱいに回した状態ではV/Octのレンジでカットオフをコントロールできるようになっているので、鍵盤やSEQでVCOをコントロールしているCVを分岐し入力すればフィルターのキートラッキングとしても使用できます。

 

 

■C CVインプットジャック:カットオフ用のCVインプットジャック

■INPUTジャック:フィルターへの信号の入力ジャック

■OUTジャック:フィルターからの信号の出力ジャック

 

説明する余地のないジャック配置ですね。

信号の入出力はACカップリングで反転して出力する仕様となっています。

 

Pico VCF3を使用して短い動画を作成したので御覧ください。

 

動画ではPico VCOのノコギリ波の音を入力してPico VCF3のアウトをPico Attenを通し音量を落として録音しています。

途中でVCOの音を抜いてフィルターの発振音を鳴らしPico SEQでVCOの音程を動かしPico EGをトリガーしてそのEnvでカットオフをコントロールしてツマミを弄りました。

 

フィルターは様々な種類が各社からでていますが、コンパクトでラダータイプの-24dbローパスフィルターとなると選択肢はあまりありません。

コンパクトながら音は耳馴染みのある”あの音”なので、スタンダードなフィルターとしておすすめです。

 

おしまい

 

Wak

 

 

 

 

 


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