無意識にシンセを構成するような順番で記事を書いていたので今回はエンベロープ・ジェネレーターのPico EGの解説!

 

 

Pico EGはアタック・ディケイ(AD)/アタック・サスティーン・リリース(ASR)タイプのエンベロープ・ジェネレーターです。
EGってADSRのことじゃないの?違います、EGの一種がADSRです。
そんなPico EGのご紹介です。

 


■ATTACK:アタックタイムを調節します。
■RELEASE:リリース・ディケイタイムの調節。
■RATE:AD/ASRモードの切替、TRIG時はADとなりS/M/LはASRでアタック・ディケイのタイムレンジを3段階で設定します。

 

RATEツマミでADとASRの切替を行います。



ADエンベロープはアタックとディケイのみのエンベロープです。
ADエンベロープはGateレングスに関係なく設定されたディケイタイム分しかEnv信号がでません。

 

Pico EGの場合は設定したアタックタイム以下のGateレングスだとアタックが登りきれずEnvがほぼ出力されません。
アタックがゼロの場合はゲートレングスの長さに関係なく設定されたディケイタイム分のEnvが出力されます。

ADエンベロープはSEQのGate出力やLFO等でトリガーするのにとても向いています。
なぜなら入力されるGateレングスが不確定でも出力されるEnv信号に影響をほぼ与えることなく均一なCVを出力することができるからです。

ただし鍵盤で弾く場合には持続したCVが出ないのでフレーズによっては向かないこともありますがそんな時はASRモードの出番です。

 


ASRエンベロープはアタックとディケイタイムが可変でサスティーンレベルが最大のエンベロープです。
ADエンベロープとの最大の違いはEnvの出力がGateレングスに影響されるということです。
Gateオンすると設定されたアタックタイムでサスティーンレベルまで上がり、Gateオフすると設定されたリリースタイムでゼロに向

かって信号が下がります。

アタックとディケイをゼロにしているとGateレングスに依存したオンオフの信号がでます。

 

ではアタックとディケイが最大時に、アタックの上り途中でGateオフするとどうなるでしょう?
リリースはGateオフしてからゼロに行くまでの時間です。
なので登りかけのところから設定されたリリースタイムでゼロになります。

ASRエンベロープは前途のように鍵盤での演奏に向いているEnvです。
発音に使う場合、鍵盤を押している間持続音を鳴らすことができるので音符の長さを自由に調節できます。
逆にSEQでトリガーする場合、SEQのGate出力の仕様によって発音が長すぎたり、逆に短すぎたりして使いにくい場面が多々あると思います。

 

S/M/Lの3つはすべてASRモードでアタックとディケイが最大時の長さを設定しますSが一番短く、Lが一番長くなりますが全体的にPico EGは短めのエンベロープです。

 

 


■LIN/LOGスイッチ:出力されるEnvのカーブを切り替えます。
■GATEインプットジャック:外部からPico EGをトリガーするGateインプット
■OUTジャック:エンヴェロープの信号を出力します。

 

Pico EGはGATEに何もプラグが接続されていない場合、LFOとして動作し出力される信号はプラスマイナス5Vの信号がでます。
LFOの速さはアタック/ディケイツマミで行い、アタックゼロでディケイツマミだけ動かした場合は下降ノコギリ波となり、ディケイゼロでアタックツマミだけ動かした場合は上昇ノコギリ波になります。

 

GATEにケーブルを刺しEnvとして使用する場合は0~10VのEnv信号を出力します。

 

LIN/LOGの切替は大雑把にいうとモジュレーションに使う場合はLIN、発音に使う場合はLOGに向いていますが個人の好みもあるので色々お試しください。

 

EnvとしてだけでなくLFOとしても使えるPico EGはモジュレーションソース不足な方におすすめです。

 

おしまい
Waka

 

 

 

 


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