スタッフブログ

Envelopeモジュール特集!

 

モジュラーシンセを使う上で重要なモジュレーションソースのEnvelope(エンベロープ)モジュールを一挙にご紹介。

エンベロープは大まかに分けて3種類あります。

 


外部からGateを入力するとその間サスティーンレベルの信号を出力しその前後のアタック・ディケイ・リリースタイムを設定します。
Gateの長さに応じてEnvの出力の長さが変化し鍵盤での演奏に向いています。

 


Gateの長さに関わらず設定されたディケイタイムのEnvを出力します。
モジュールによって1トリガーで設定されたアタック・ディケイタイム分きっちり1サイクルのEnvを出力するか長いアタックの場合登りきらないで途中で終わるEnvを出力するものがあります。Envの最大出力レベルはモジュールの設計に依存します。
SEQ等のGate信号が常に一定の信号での演奏に向いています。

 

入力されたGate信号の上昇(Rise)と下降(Fall)を個別に設定できるSlew LimiterタイプのEnvです。
考え方はADタイプと同じですが、最大出力レベルが入力したGate信号に依存します。
たとえば1VのGate信号を入力すると最大値を1Vとしてそこに向かって行くRiseタイムとそこから下降するFallタイムを設定します。
SlewタイプのEnvの多くはRise/Fallタイムに個別のCV入力があり、発音の度に異なった長さのEnvを作るのに向いています。


それではWulry's!で扱っているモジュールの一部を上記タイプ別に紹介しましょう。

 

 

 


■Circuit Abbey/ADSR Jr.
3段階の速度レンジ切替とCycleモード搭載でLFOとしても使用できる手堅いEnvモジュール。
背面ジャンパーの差し替えにより各phaseのLin/Exp.カーブの切替やサスティーンの最大レベル5v/10vを切り替えが可能。

 

■Intellijel/Dual ADSR
RolandのSH-101/System 100mを意識してデザインされた2チャンネルのEnvモジュール。
あると便利なマニュアルGateボタンと3段階の速度レンジ切替が可能で、CycleモードはGateに何も接続しないセルフループとなり、プラグを接続するとGate信号が来ているときだけCycleするという気の利いた仕様。
さらに外部RETRIG入力とEnvの出力レベルをコントロールするLEVEL CVインプットを装備していてVelocityコントロールが可能です。
スライダータイプの操作部が使いやすいと人気です。

 

■Pittsburgh Modular/ADSR
もはや語ることのない超絶シンプル設計のEnvモジュールです。
トグルスイッチにより2段階の速度レンジ切替ができます。

 

■Synthrotek/ADSR
各ステージにLED付きスライダーを採用したモジュールです。
スイッチ操作によりARモードにすることも可能で出力カーブも切り替えられます。
ReleaseのみのCVインプットとADSR全てをいっぺんにCVコントロールすることが可能な謎機能がSynthrotekらしいです。
Gateに何も接続しないとセルフループしてLFOとしても仕様できます。

 

■X-Fade Modular/ADSR 1
初心者に扱いやすいADSRモジュールです。
Doepferのモジュールを参考に設定された3段階の速度レンジは最速に設定した際に小気味いいアタック感を作り出します。
ループモードはGateを受けているときだけ繰り返すのでフィルターのモジュレーションに使うとカッコイイです。

 

 


■Erica Synths/Pico EG
詳しくは先日書いたこちらのブログ記事を御覧ください。
3HPながらAD/ASRのEnvモジュールなのでもっともコンパクトなモジュールです。
Gateインプットへなにも接続しないとLFOモードとなりますが、Pico EGは唯一プラスとマイナスに揺れているLFOを出力します。

 

 

■Malekko Heavy Industry/Richter Envelator
WiardシリーズのEnvをユーロラックフォーマットに落とし込んだブックラ風Envモジュール。
A/Dタイムのツマミは右に回しきった状態がゼロという違和感溢れる一品です。
ADだけでなくAR(ASR)モードとCycleモードを装備しておりA/DタイムはCVコントロールが可能。
速度レンジ切替により10倍の長さにしてとても長い周期のLFOとしても使用できます。
あると嬉しい二つのアウトプットとインバート出力を別に装備しています。

 

■Synthrotek/MST Dual AD/ASR Envelope
2チャンネルのADエンベロープですがこれもASRモードの切替と2段階の速度レンジ切替が可能です。
アウトプットにはアッテネーターを装備しているのでユニティーゲインのCVインプットしかないモジュールのモジュレーションに最適です。インバーターアウトも装備しています。


 

■Pittsburgh Modular/Envelope
名前のせいでEnv専用モジュールなのかな?という印象を受けますがスルーリミッターとして使用したりLFOとしても使用できる多機能モジュールです。
Make NoiseのFunctionみたいなもんという雑な紹介をよくしますが実際同じようなもんです。
異なる点はRiseとFallのカーブを個別に設定でき上りはログで下りはExpやその逆が可能です。
SustainをオンにすればASRとしても使用できるので様々な用途に使える便利モジュールです。

 

■Noise Engineering/Sinclastic Empulatrix
名前がラテン語でパット見なんのモジュールかわからない物が多いNoise Engineering製品モジュール。
こちらもAD/ASRの切替ができマニュアルGateボタンもあるのでサウンドチェックが楽ちんです。
さらにVCAに似たクランプ回路を装備しておりオーディオ信号を入力して内部のEnvで音量をコントロールして出力するので簡易的なVCA+Envモジュールとしても使用できパーカッションを作る時等に最適です。
Slewタイプですがスルーリミッターとしてはシャッキリしませんのでそこはもとめないでください。

 

その他にも色々なEnvモジュールがあるので試してみたいモジュールがあればお気軽にご来店・ご質問ください。

 

wak


この記事のトラックバックURL
トラックバック

記事を検索