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この記事は2017.01.03 Tuesdayに書かれたものです。

今回はモジュラーシンセの醍醐味の一つSequencer(シーケンサー)モジュールをご紹介。
フレーズだけでなくリズムを作るのもまたシーケンサー、CVシーケンサーとGateシーケンサーを種類別に紹介していきます。

シーケンサーとは演奏データを自動演奏させる装置です。

 

CVシーケンサーは音程をコントロールするものと思われがちですが、CVインがついているパラメーターであれば全てコントロール可能です。
VCFのカットオフをコントロールしたりEnvのディケイやWavetable OSCの波形の選択など夢が広がリングです。
ステップ毎に出力するCVの値を設定することができるので、自分で波形の書ける階段状のLFOのようなものです。

 

Gateシーケンサーはリズムを作る事ができます。
基本的にオン/オフの2値を出力するので矩形波のパルス間隔を自分で決めるような感じです。
ドラムモジュールのようなトリガーすると音がでる音源モジュールの発音タイミングをコントロールしてリズムを作りだします。
設定に寄ってはCVシーケンサーでも代用できますがやりにくいのでオススメはしません。
Gateシーケンサーでもアッテネーターを噛ましてオシレーターのCVインに繋げば二つの音程をコントロールするシーケンサーとしても使用できるのでドラミモジュールのトリガー以外にも使ってみると面白いですよ。

 

CV/Gateシーケンサー
ステップに対応したCVとGateの設定ができ音程と発音の両方をコントロールすることができるフレーズ演奏に向いているシーケンサー。
多くのモデルはCVアウトが12音階にクオンタイズされているのでスケール感を作りやすいものが多いです。

 

それでは今回も各種類づつ紹介していきましょう!

 

 

 


■Pittsburgh Modular/Sequencer
ツマミとジャックとスイッチ一つだけの潔いシーケンサーモジュールです。
外部クロックを入力すると最大で1~8ステップのツマミで設定したCVを出力します。
同じものが出力される二つのアウトプットは2VCOを一緒にコントロールしたりVCFのトラッキング使用したりと意外と便利です。
外部からのリセットはもちろん、Gateを入力するとそのステップにとどまるHOLDインや出力するCVにミックスすることができるADDインプット等が気の利いた機能を装備しています。
ステップ数はスイッチにより4/8/6の3段階で切替が可能です。

 

■Synthrotek/SEQUENCE 8
こちらも8ステップのツマミのシーケンサーモジュールですが、各ステップのツマミの下にGate出力を装備しています。
クロックも内蔵しておりこのモジュールだけで自走するのが便利ですね。
Resetインへ任意のステップのGateアウトをセルフパッチングすればすきなステップ数で回すことができます。
さらにみんな大好きランダムスイッチは進み方をランダムにとめつんのめったCVの出力となり面白いです。
3つあるアウトプットにはそれぞれアッテネーターがついているので同じ雰囲気でレベルの違う3つのCV出力をできるのも可能性を感じさせてくれます。

 


 


■Intellijel/uStep
外部クロックを入力して8ステップ2トラック、もしくは16ステップ1トラックのGateシーケンスを作ることができるコンパクトなGateシーケンサーです。
2トラックのシーケンスの打込み方はボタンをシングルクリックとダブルクリックにより打ち分ける仕様でダブルクリックを打ち込むには少し慣れが必要です。
8段階のスイング機能があり跳ねたリズムを作ることも可能です。

 


■Malekko Heavy Industry/VariGate 4
スライダーでGateを打ち込む珍しいタイプのGateシーケンサーです。
単純なステップのオンオフだけでなくGateを出力する頻度を設定することができランダムなリズムが簡単に作り出せます。
さらに1ステップないで細かく連打するリピート機能とステップの発音をズラすGateディレイ機能で跳ねたリズムを作るのも容易です。
4トラックのシーケンスはトラックごとにラストステップの設定ができるのでポリリズムできます。
4つのパターンプリセットの保存も可能なので予め打ち込んでおいたパターンを切り替えながら展開を作るといったことも可能です。
こちらもクロック内蔵なので単体で走らせることができます。

 

■Noise Engineering/Zularic Repetitor
少し変わり種のリズムシーケンサーです。
クロックを入力すると内蔵されている30種類の4トラックのリズムパターンが出力され、そのうち3トラックのリズムはツマミもしくは外部CVによりステップをズラす事ができます。
内蔵されているリズムは民族音楽のリズムを中心に独特なリズムが入っており音源モジュールとクロックを用意するだけで簡単にリズムパターンが作れます。
スペシャルモードとしてクロックディバイダーとランダムゲートモードを装備しているので決め打ちのリズムに飽きた時はランダムリズムでドコスカ鳴らしましょう。

 


■Noise Engineering/Numeric Repetitor
Zularicの兄弟機でこちらも決め打ちのリズムが32種類内蔵されています。
どちらかと言うとソリッドな感じの機械的なリズムパターンが多くツマミを回した場合そのトラックのリズムが変化します。

 

■Erica Synths/Pico Trigger
詳しくはコチラ!
ブラウザのエディターからパターンを作成・流し込みができる4トラックリズムシーケンサーです。
光るエンコーダーノブがオシャレです。
クロックを内蔵しておりマスタークロックとしても使えます。

 


 

■AUDIO DAMAGE/Sequencer 1 ADM06
超巨大多機能シーケンサーです。
鍵盤上に配置されたボタンで音程を打込み、16個のステップボタンにより発音のオンオフを設定します。
さらにそれでだけではなくアクセントを打込みGateを出力したりスタップ単位でピッチCVの他に任意のCVを出力とクロックに動悸したLFOを出力したりと便利な機能がてんこ盛りです。
設定したステップの足踏みやリピート、スライド・ポルタメント等もでき単体機のハードシーケンサーに引けを取らない最強のシーケンサーモジュールです。
CVのスケールはプリセットの他にユーザースケールも保存できます。
個人的にはElektron製品のシーケンサーに似た印象の使いこなしたらとても使いやすいいシーケンサーだと思います。
クロックを内蔵しているのでマスターにクロックとしても使用できます。

 

■Malekko Heavy Industry/VariGate 8+
GateシーケンサーのVarigete4のGateトラックが倍の8トラックになり2つのCVトラックが追加された上位版シーケンサーモジュールです。
スライダーも倍の16本となりトラック単位でテンポに対するディバイド/マルチプライが可能になってより複雑なリズムが作り出せるようになりました。
パターンも100パターンの保存が可能となり演奏しながら組み立てられるSongモードは長い展開のシーケンスを作ることができます。
CVトラックは個別に設定できるクオンタイズによりまったく雰囲気の異なるフレーズを作り込めます。
ミュート機能が追加され簡単にリズムの抜き差しが可能となりました。
クロックを内蔵しているのでマスターにクロックとしても使用できます。

 

■Pittsburgh Modular/Game System
6つのモードをもつジョイスティックで操作する変わったシーケンサーモジュール。
上から降ってくる隕石に当たるとランダムCVとGateが出力される何に使えばいいのかわからないメテオ・シャワーモードやクロックの分解能以下のランダムCV & Gateを出力するプロバビリティー・マシーン等変わったシーケンスだけでなく、最大32ステップのシーケンサーや16ステップx4トラックのリズムシーケンサーという王道のシーケンスも可能です。
昨今流行りのユークリッドシーケンスも可能なのでドラム系モジュールとの相性もバツグンです。
クロックを内蔵していますが、モードによってクロックを出力しない物もあるのでスレーブで使うのがおすすめです。

 

■Erica Synths/Pico SEQ

詳しくはコチラ!

3HPというサイズながら最大16ステップのシーケンスが作成可能な超コンパクシーケンサーモジュール
9種のスケールから選んでクオンタイズすることができ、ランダマイズボタンを押せば無限にフレーズを作成できます。
ステップ単位でのGatレングスを設定できたりとコンパクトながら必要充分な機能が詰め込まれています。
クロックは内蔵していないので外部クロックが必要です。

 

■Noise Engineering/Tonnetz Sequent
シーケンサーという括りでいいのか疑問ですが、3和音分のCVを出力して外部からのトリガーによりTonnetz理論に基いて進行していく理詰めのシーケンサーです。
P,L,Rの3つのトリガーインプットに信号が送られるとTriggerアウトから同じタイミングでトリガー信号が出力されるので一応CV/Gateシーケンサーとします。
このモジュールの機能をフルに活かすには3つのオシレーターと3つのトリガーソースが必要となかなかハードルが高いですが、全てを揃えてパッチングした時のコード進行はとても調和のとれたものとなります。

 

 

〜番外編〜

 


■KORG/SQ-1
モジュラーシンセではありませんが、CV/GateさらにはMIDI音源やソフトにも使用できるスタンドアローンのシーケンサーです。
16ステップx1トラックか8ステップx2トラックで使用することができ、CVに対しては無段階(厳密には超細かい段階です)だけでなくクロマチック,メジャー,マイナーとクオンタイズが可能。
8ステップ時にステップ単位でGateレングスを変えられるモードもあるのでリピート機能のあるEnvとも相性がいいです。
電池駆動もしくはUSBバスパワー駆動なので貴重なモジュラーシンセのケーススペースと電源容量を割くことなく使用できるシーケンサーとしてはもっともコストパフォーマンスが高いシーケンサーです。
設定によりVolcaシリーズのSync2(1パルスで2ステップ)モードと1パルス1ステップのモードどちらにも対応しています。
とりあえず最初のシーケンサーとしてオススメです。
この価格でこれだけできるので細かいことは許してあげましょう。

 

 

色々とシーケンサーを紹介しましたが、複数のLFOを重ねてグルーブ感を出したりクロックディバイダーでカッチリしたリズムを作ったり、ロジックを組み合わせて複雑なパターンを作ったりとモジュラーシンセのコントロール方法は無限なので自分だけのシーケンス方法を編みだしモジュラーシンセを楽しんでください。

 

今回紹介しきれなかったSEQモジュールはコチラをチェック!!

 

Wak

 

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