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Erica SynthsPico Multi ~信号を分岐するのです〜

久しぶりのErica SynthsのPicoシリーズ紹介、今回はモジュラーシンセをやるうえで必ず一度は使うであろうマルチプルのPico Multiのご紹介です。

マルチプルはモジュラーシンセのなかで一番シンプルな機能のモジュールです。

動作はとても簡単、入力した信号を複数に分岐するだけです。

 

例えば...

複数のシーケンサーモジュールに同じ速さのクロック信号を入力したい時、そんな時はマルチプルの出番です。

複数のVCOを同じピッチCVで音程をコントロールしたい時、そんな時はマルチプルの出番です。

複数のEnvを同時にトリガーしたい時、そんな時はマルチプルの出番です。

 

信号のスプリットに使用するのがマルチプルです。

マルチプルにはパッシブとアクティブの2種類があります。

パッシブの場合電源は使用せずただジャックが繋がっているだけのシンプルな作りです。

ジャックにはイン/アウトの区別はありません。

 

アクティブの場合は電源を必要とするのとイン/アウトの区別があります。

 

Pico Multiはアクティブタイプのマルチプルです。

 

 

A/BあるインプットはAだけにケーブルを刺すと全てのアウトからAに入力した信号が合計5個出力され、Bにもケーブルを刺すとAは3アウト、Bは2アウトのマルチプルとして機能します。

 

■なぜ電源がなくても動作するのにアクティブタイプが存在するのか?

アクティブタイプのマルチプルの場合、分岐した時にCVが低下しにくくなるという利点があります。

パッシブのマルチプルは単純に信号を分岐しているだけなので、例えばシーケンサーモジュールを大量(5台くらい)に分岐してクロックを送ると何台かSEQが動かない場合があります。

そんな時はアクティブタイプのマルチプルを使うとバッファー回路を経て信号が分岐されるため接続先による電圧の低下が起きにくく全てのSEQを動かすことができます。

 

しかし2、3箇所にしか分岐しないならパッシブのマルチプルのほうが安価かつコンパクトに済ませられることもあるので一概にパッシブを使わない方がいいというわけではありません。

パッシブであれば電源を使用しないのでケースにマウントしなくてもいいという利点もあります。

 

wak

 

 


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