まずは準優勝者の発表です!
準優勝はEntory No.13のKMMR様で獲得いいね数は24票でした!
使用モジュール
・4ms Pingable Envelope Generator
・4ms Spectral Multiband Resonator
・Mutable Instruments Clouds
KMMR様はトラックメーカーとしても活動されています。
プロフィールをご紹介しましょう!
KMMR
・DJ、トラックメーカーとして細々と活動中。
・20歳の頃にDJを始め、ミニマル、レフトフィールドハウス等を好んで選曲する。
・2014年からDAWを用いてトラックメイクを始めるも、操作に慣れずハードウェアシンセを買い集めるうちにモジュラーシンセにハマり、それまでの機材を売ってモジュラーシンセに費やす。
<SoundCloud>https://soundcloud.com/kmmmmr
応募頂いた作品は4msのSMRの幻想的な音をMutable Cloudsで広がりをつけ4ms PEGでモジュレーションをかけた綺麗な作品です。
モジュラーシンセを始めてちょうど1年ほどのKMMR様は毎年行われているモジュフェスやワークショップの受講をきっかけにモジュラーシンセに触れ始められたそうです。
お気に入りのモジュールは今回の動画でも使用されている4ms SMR(Spectral Multiband Resonator)でコード、ホワイトノイズ、ドラムの音を一度に出せるところがお気に入りとのことです!
涼し気な音が心地よい音色がとても気持ちいいですね。
7月19日に三軒茶屋Orbitで行われるModular Cafeで初モジュラーライブをされるそうなので動画を見てプレイが気になった方は是非足をお運びください。
そして栄えある優勝者がこちら!
優勝者はEntory No.12のVelladon様で獲得いいね数は29票でした!!
使用モジュール
・Make Noise Maths
・Erica Synths Pico Drums
・Erica Synths Pico Drums
※Pico Drumsの音色はどちらもデフォルトです。
Velladon様はVampilliaというバンドのメンバーであり最近モジュラーシンセを初められたばかりだそうです。
Pete Swanson氏のBoiler Room NYC LIVE Showの素晴らしい演奏と、masayuki imanishi氏所有のユーロラック写真の美しさに感銘を受けモジュラーシンセを初められたとのこと。
お気に入りのモジュールはMake Noise Mathsで演者に出る音を強制しない、個人のアイディアと演奏に全てを委ねているところがすきだそうです。
次に狙っているモジュールはドイツのハイエンドブランドのCwejman MX-4S ステレオ4チャンネルVCミキサーとのこと!
各チャンネル音量だけでなく左右のPanもCVコントロールできる優秀なミキサーですね。
さらにDMX等の映像をコントロールできるようなモジュールが理想だそうです、モジュラーシンセで演奏だけでなく映像もコントロールされたライブは想像するだけでワクワクします。
優勝・準優勝のお二方には賞品を贈りました。
賞品を使用してこれからもモジュラーシンセをお楽しみください。
今回応募された動画で使用されたモジュールの種類は全部で80種類でした!
その中で使用率の高かったモジュール上位3位を紹介しましょう。
☆第3位!!使用数3!!!
Roland Demora(生産完了)
Rolandの不遇の銘器!Airaエフェクトシリーズのデジタル・ディレイのDemoraが以外にランクイン。
しっかりかっちりバッチリの澄んだディレイサウンドは他のものでは出せない綺麗な音です。
Aira Modular Custmizerを使用すればオシレーターやフィルターなどの全く異なる機能が使える便利なモジュールです。
そして同数で3位がもう一つ!
3-Module Challenge 2位のKMMR様も使用していたMutableの人気モジュールの一つテクスチャ・シンセサイズ・エフェクトモジュールのCloudsです。
リアルタイムなグラニュラー処理や高品質なリバーブ機能などアンビエント系プレイにオススメのモジュール。
続いて第2位!!使用数4!!!!
サイズ・お値段ともにコンパクトで人気のErica Synths PicoシリーズよりデジタルオシレーターのPico VCOです。
32波形を装備しており多彩な音色を楽しめる初心者にもオススメのオシレーターモジュールです。
そして2位も同数でもう一種類
やっぱMaths!! Make Noiseで一番人気のデュアルVC Slewモジュールです。
その用途はSlew以外にもEnv,LFO,ミキサー、インバーター、ゲートディレイ、エンベロープ・フォロワーetc...様々な機能を持っています。
スイスアーミーナイフ・モジュールの名は伊達じゃありません。
そして堂々の単独1位!
Picoシリーズで一番人気のPico Drumsは6個使用されていました。
サンプルプレイバック・プレイヤーのPico Drumsはリズム音源としても最適ですが、別売りのProgrammerを使えばユーザーサンプルを読み込ませて可能性は無限大です。
上位二つのモジュールを使用した動画が今回のコンテスト1位ということから、使う側だけでなく見る側にも魅力があるモジュールということがうかがえます。
個人的に以外に感じたのはMutbale Inst.のもう一つの人気モジュールBraidsの使用率が低かったことです。
みなさん見事に使用モジュールがバラけており昨今のモジュラーシンセの種類の豊富さが感じられました。
3-Module Challengeで他に投稿されたたくさんの作品はどれも個性のある物ばかりでした。
自分だけの発想では普段行わないパッチング、気になるモジュールの使用例など、限られたモジュール数の中での使い方は個人的にも色々と刺激になりました。
秋頃に第二回を行う予定ですのでまた皆様のご応募お待ちしております!
応募・ご視聴ありがとうございました。
waka
- 2017.07.18 Tuesday
- Modular Synth