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Tokyo Festival of Modular 2017 レポート

今年も大盛況に終わった日本最大級のモジュラーシンセイベントTFOM

展示は例年通りRed Bull Tokyo Studioで行われました。

 

今回は会場の雰囲気と気になった物をレポートします!

 

Red Bull Studioに着くと控えめな主張の看板。

会場につくと入り口を探してキョロキョロする人が多く何度か道案内をしました。

 

当日のWurly's!ブースの様子です。

今回はIntellijelの7Uケース二種類Intellijel/Noise Engineeringを中心に組んだシステムとSynthrotek Skiffに目一杯Picoシリーズを詰めたErica Synthsの展示を行いました。

 

通路のテーブルだったため両サイドから触れる展示を行い、多くのモジュラーシンセ未経験者な方々に手取り足取り説明をしました。

イベント中にWurly's!ブースに足を運んでいただきありがとうございました。

 

■Hikari Instruments

日本のDave SmithことHikari Instrumentsはいつもの様にオシャレな感じのディスプレイでした。

 

開発者のPikamachi氏にオススメを聞いた所最近リリースしたばかりのQuad Switchについて熱く語ってくれました。

「ただの切替スイッチとして使うのももちろん楽しいけど、オススメはオシレーターの音を入力してウェーブシェーパー的に使うと単純な組み合わせなのに面白い波形が作れてとても楽しいよ!」

と開発者ならではの玄人的使い方を説明してくれました。

 

■X-Fade Modular

こちらは日本のOberheimことX-Fade Modularのブースでは間もなくリリース予定のCLM-2が展示されていました。

CLM-2は16ステップのGateシーケンサーモジュールでCLM-1と組み合わせれば取れないタイミングのGateはないという楽しそうなモジュールです。

展示はありませんでしたが4chと2chのマルチEnvモジュールやスイッチモジュールなど今後もさらなる新製品を開発中とのことです。

 

■Centre Village

デジタル制御されたモジュールを一人で開発している期待の日本ブランドCenre VillageではC_Quencer DLXのプロトタイプが会場限定で販売されていました。

前々から出展されているTrigger HaCkerもだいぶソフト側の内容が固まってきたそうでリリースが楽しみです。

 

 

■g200kg

赤いパネルのRed Lineシリーズでおなじみのg200kgブースではCVtoDMXのモジュールで照明機器をCVコントロールし会場を派手に照らしてくれていました。

 

天井に映した照明は魔法陣のようでかっこよかったです。

 

■Zlob Modular

そろそろ海外チームを紹介しましょう。

初来日でライブパフォーマンスも行った、シカゴからやってきたZlob ModularのKeven氏です。

 

ライブセットも兼ねている展示内容は自作したブリーフケース型モジュラーケースに収められコンパクトに移動していました。

uBraidsは自分で作ったのか?と質問した所、「表面実装のパーツは苦手だから知り合いに作ってもらったんだ」と語っていました。

彼の製品にも一部表面実装ICが使われていますが、基本的にはスルーホールのパーツのほうがすきだそうです。

 

そんなZlob Modularの製品がこちら。

Freezの右の青いやつから順に

・3HPのLFOプロトタイプ(未発売新製品)

・Mini Attの試作版

・ノイズ・S&HのEntropy

・コンパクトなクロックディバイダーのエクスパンダーとディバイダーのclk Dvの新バージョン

・4HPサイズのアナログDual VCO(未発売新製品)

・2HPのDual VCA

・4HPのアナログ・フィルターT.H. SVF

・ミュート用デュアルVCAのPush VCA

・8HPの6ch(!)VCAのVnIcursal VCA

写真には写っていませんが2HPの3バンドEQのminiEQも展示されていました。

 

コンパクトで便利なモジュールがたくさんラインナップされておりEQやVCFの効きはバッチリでした。

個人的にはDual VCOがとても気になります。

 

■KOMA Elektronik

キックスターターでフィールド・レコーディングやモーター等を使って物理的に音を鳴らすField Kitで話題になったKOMA Elektronikです。

色々話を聞いていると展示スペースの都合上持ってきたのに置けなかったこれを見せてあげる!と16ステップx4シーケンサーをカバンから出して見せてくれました。

 

展示で注目を集めていたのは新たなキックスターターで開発中のField Kit FX

ルーパー/フリーケンシーシフター,デジタル・ディレイ,スプリングリバーブ,SEQ/Envがまとめられた製品です。

話を聞いてよくできているなぁと思ったのは各パラメーターはCVコントロールが可能で、左上の4つのCV入力ジャックの横にあるカラーLEDがそれぞれのパラメーター上部についているボタンの操作で送り先を内部で設定することができるという機能。

もちろん個別に入力すればそちらが優先となるようですが、煩雑になりがちなパッチングがスッキリするいいアイディアだと思います。

 

すでに発売済みのField KitとKoma製モジュールが展示されブースは常に賑わっていました。

 

■Roli (Mi7)

ユニークなコントローラーでおなじみのRoliブースをちらっと覗くと、BlocksシリーズでCV/Gateを出力できるBlocks modularの展示がこっそりされていました!

 

オープンソースで現在開発中とのことですがBlocksのあのキレイに光るやつをモジュラーシンセでも使えればなぁ...と前から思っていたので今後の開発が実に楽しみです!!

 

■EOWAVE

SUGIZO氏も愛用しているRibbonでおなじみのEOWAVEブースではQuandrantid Swarmが日本初展示!

一つ一つピッチを設定可能な鍵盤(?)部は演奏だけでなくモード切替にも使用します。

単音だけでなく和音を出すことも出来たりCV/Gateによるコントロールも出来たりとセミモジュラー・テーブルトップ・シンセとしてとても魅力的なシンセでした。

国内での流通も早く始まるといいですね。

 

■Baseckのパッチング

Wurly's!ブースにライブのために来日したBaseckが友達のアーティストと一緒に遊びにきてNoise Engineeringの展示でパッチングしていかれました。

彼が去っていった後にそのパッチングの音を聞くとそれは完全にBaseckワールドでした。

 

■Make Noise

Make NoiseブースではMorphageneや最新のEnvモジュー"Contour"とトランジスターで回路を組まれたローパスゲート"Dynamix"が展示されていました。

日本語マニュアルの翻訳をしている方がインストラクターとなりかなりドープな話を聞ける感じでした。

 

■Malekko Heavy Industry

Malekkoブースでは昨年のNAMMで初お目見えしたMANTHERが展示されていました。

常に試奏している状態で残念ながら実際に触ることは出来ませんでしたが来年にはリリースされるのではないでしょうか?

 

■1010Music

初来日メーカーの1010Musicブースではメーカーの方も一緒にヘッドフォンを付け、インカムで説明してくれる内容もモジュラーの音と一緒に聞けるという考えられた展示スタイルでした。

ただこちらはマイクがないので一方的に話を聞くだけになります 笑

 

そんな1010Musicのモジュールは4種類(MIDI Thruモジュールを含めると5種類)の展示がされていました。

タッチパネルで操作するモジュールはどれも反応がよく、エフェクターならばエフェクト名をタッチすればON/OFFが切替られたりしてとても便利そうでした。

 

新製品のシーケンサーモジュールはハードウェアが他とは異なり、CV/Gateの出力はもちろんのことMIDIの出力も4つ装備していて強力そうです。

 

夕方からはContact Tokyoでモジュラーシンセ・コンサートがありましたが、展示終了時刻になっても会場には多くのお客さんで賑わっていました。

 

今年も大盛況に終わったTFOM、年末にはTFOM忘年会と称して神楽坂にある神楽音/KGR(n)でモジュラーシンセ・ライブイベントが行われるそうなので年の瀬の忙しい時期ですがお時間ある方は是非遊びにいってみてください。

 

Wak

 


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