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書いた記事数:556 最後に更新した日:2021/03/16
こんにちは!
スタッフのヤナギダです。

お送りしております「アナログシンセのいろは」。
第三回は
フィルター編 その1 フィルターの種類とCut Off Frequency
をお送りいたします。

題材となっているYAMAHA CS-15のフィルターのセクションがこちら。

 
VCF.jpg


それでは見ていきましょう!

第一回の時に
「音の3原則」にまつわるシンセサイザーの機能の説明を致しました。
今回の「フィルター(Filter)」はその中の「音質」を司る部分です。

コーヒーのフィルターを想像して頂くと分かり易くなるかもしれませんが、
紙フィルターを使ってコーヒーを淹れると、
コーヒーの粉がフィルターに残り、
液体がフィルターを通ってコップへと注がれます。

これと一緒の事をシンセサイザーで行っています。
つまり

フィルターによって
「通過する音」 と 「カットする音」 を選んでいるのです。
この「通過する音」がアンプを通って音声としてスピーカーから出力します。

「通過する音」、「カットする音」とはいかなるものなのか。
それは音の周波数(音の高さ)によって「通過する音」と「カットする音」を決めていきます。
この「通過する音」、「カットする音」の境目を
「カット・オフ・フリケンシ―(Cut Off Frequency)」と呼びます。
(直訳すると“切り落とす周波数”。そのままですよね。)

 

この「通過する音」を選ぶフィルターですが、大まかに分けて3種類のフィルターが存在します。
〇ハイ・パス・フィルター(HPF)
〇ロー・パス・フィルター(LPF)
〇バンド・パス・フィルター(BPF)

です。
ひとつずつ、その特徴を見ていきましょう。

■ハイ・パス・フィルター(HPF)
このフィルターは
高い音だけを通過させて、低い音をカットする
という特徴を持っています。

HPF.jpg

このように低音をカットし、カット・オフ・フリケンシ―よりも瓦解周波数の音を通して出力します。

このHPFにもいくつか種類があります。
(こちらのCS-15では切り替えられないのですが…)
この種類分けは「カットする程度」によって分かれており、
6dB、12dB、18dB、24dB と4種類が一般的で、数字が大きくなればなるほど、
カットの仕方もバッサリといきます。

HPF-種類.jpg

ピンク色の線で縦に走っているのがカット・オフ・フリケンシ―の周波数です。
「cut off freq」のツマミを回すことでこのカット・オフ・フリケンシ―の数値を動かしてフィルターのかかり具合を調整できます。

左に動かす

カットオフ Down.jpg

右に動かす

カットオフ UP.jpg


このように「cut off freq」のツマミを回すことでカットの区切り目になる周波数帯を動かすことが出来ます。


■ロー・パス・フィルター(LPF)
このフィルターはHPFの逆で、
低い音だけを通過させて、高い音をカットする
という特徴を持っています。

LPF.jpg

このように高音をカットし、カット・オフ・フリケンシ―よりも低い周波数の音を通して出力します。

このLPFもHPF同様、「カットする程度」によって分かれており、
6dB、12dB、18dB、24dB の4種類が存在します。

LPF-種類.jpg


このフィルターも「cut off freq」のツマミを回すことで区切り目となる周波数帯を動かすことが出来ます。

■バンド・パス・フィルター(BPF)
このフィルターは、今までの二つのフィルターとは違い、
低音、高音 の両方をカットし、
カット・オフ・フリケンシ―付近の周波数のみを出力するフィルターです。

BPF.jpg

カット・オフ・フリケンシ―の部分を盛り上げるようなフィルターです。
「cut off freq」のツマミを右に回してみると

BPF-UP.jpg
 

このように変化していきます。


この3種類のフィルターを、
作りたい音に合わさ得てチョイスして、カットする音域を決めて、
音質を決定していきます。


次回は
フィルター編 その2 レゾナンスと細かな設定
をお送りいたします!

お楽しみに!
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この記事は2014.01.26 Sundayに書かれたものです。
こんにちは!

アナログシンセのいろは 〜第二回 オシレーター(Oscillator)編〜です!


第一回でもお話をしましたが、
音には三原則というものが存在し、

音高 → オシレーター(Oscillator)
音質 → オシレーター(Oscillator)、フィルター(Filter)
音量 → アンプリファイアー(AMP)

のように、それぞれの原則をコントロールをすることが出来ます。

今日は
音高と音質をコントロールする
オシレーター(Oscillator)についてお話をしていきます。

まず、アナログシンセサイザーを取り上げるにあたって、
ノブの配置や名前、構造などがシンプルで分かり易い
YAMAHA CS-15を使ってお話をしてきたいと思います。

CS-15.jpg

非常にシンプルで分かり易い一台です。


では早速、このシンセのオシレーターを見ていきましょう。

VCO1.jpg


こちらがこのシンセのオシレーターです。

オシレーターは日本語に訳すと、「発振回路」。
つまり波を起こす部分です。

ここでいう「波」とは、「音色のもとになる波形」の事です。

よく 「優しい音」や「硬い音」 などの表現をすることがありますが、
その違いを生み出す要因の一つに「波形の違い」があるのです。
(詳しくいうと、波形ごとの倍音成分の違いから音の特徴が変わってくるのです。)

この、音の特徴を司っている「波形」。
シンセの世界では基本波形と呼ばれる波の形がいくつかあるので、それを紹介していきます。


■ノコギリ波
saw.jpg

ノコギリの刃の形をした波形です。
全ての整数倍音と呼ばれる音の成分を持った波形で、
バイオリンといった弦楽器やトランペットなどの管楽器をイメージした音色を作る際に使用します。
その他にもブラス、ストリングス、リード、ベースなど色々な音色に使え、
使い方を知っていれば、非常に重宝する波形の一つです。



■スクエア波
sqr.jpg

短形波とも呼ばれる四角い形をした波形。
ノコギリ波から奇数倍音を取っ払った波形です。(裏を返せば偶数倍音だけの波形)
クラリネットなど木管楽器、ハープ、マリンバなどの音色がこのスクエア波に当たります。。 



■パルス波
pulse.jpg

心臓の心電図みたいな波形です。
弦を引っ掻くような楽器、サックスやオーボエなどのリード音色がこの波形に当たります。
波の幅(パルス幅)は変える事ができ、
幅が狭いと細くて特徴的な音、幅を広くするとスクエア波に近い音になります。
(パルス幅を50%にした物が「スクエア波」なのです。)
このパルス幅を機械的に大きくしたり小さくしたりして揺らすと厚みのある独特の音になります。
これをパルス・ワイズ・モジュレーション(PWM)と言います。 



■三角波
tri.jpg

三角形の形をした波形で、倍音をあまり多く含まない波形です。
リコーダーやフルートになどがこれに当たります。



■サイン波
sin.jpg

SIN波です。特徴があまりないポーといったような波形です。
このサイン波を音程を変えて何個か重ねるとオルガンの音になります。
 


形で覚えていくと分かり易いかもしれませんね。

このYAMAHA CS-15のWAVEと書かれている部分がそれに当たります。

このシンセサイザーは

三角波
ノコギリ波
スクエア波
(パルス波)

の波形をえらぶことができ、
このノブを使って波形を選んでいきます。

この波形の作り方には大きく分けて二種類が存在します。

純粋に電気によって波形を作るものを
VCO (Voltage Controlloed Oscillator の略)

デジタルのチップを使って波形を流すものを
DCO (Digital Controlled Oscillator の略)

と言います。

聞いたことがあるかもしれませんね。


さらにその下にある
PWのノブが
「スクエア波(パルス波)のパルス幅の調整」を行うノブです。
(Pulse Width の略です。)
CS-15は
50%〜90%の幅でパルス幅を変える事が出来ます。
この50%〜90%という幅の考え方は以下の図の通りです。

仮にこのPWを60%にしたとするとこのようになります。





70%、80%・・・とすると赤い矢印の部分がどんどん広がります。
これによってスクエア波(PW50%)の波形をどんどん変化させることが出来ます。

更にその隣には
PWM (Pulse Width Modulation) のノブがあります。
これはLFOの周期リズムに合わせてPWの数値が上下に移動するノブです。
その数値の変化の加減をこのノブで調整します。
詳しくは今後のLFO編で大いに語っていきたいと思います。


この部分が三原則の「音質」に関わってく部分です。


オシレーターには 「音高」 を司る部分があります。
文字通り「音の高さ」を意味する部分です。

このシンセサイザーでは「Feet」と書かれている部分がそれに当たります。
このノブによって音色のオクターブを決める事が出来ます。

例えば、Leadとしてシンセの音を作りたいときには'4や'8などに合わせて
中高音の音を作るのが良いかもしれません。

またBassを作る時には'32などに合わせて
低音の音を作るとちょうどいいと思います。

このように、作りたい音の役割に合わせて
オクターブ、音高を調整する事が可能です。


最後に残ったノブが左下の

LFO MODのノブ。

これはオシレーターにどれだけLFOを当ててあげるのかを調整します。

これもLFO編にてお話してきます。

オシレーターは一つのシンセサイザーに一つとは限りません。
2つ、3つ、4つ と 複数ついているシンセサイザーもあります。

これを2VCOや3VCOといった表記で、シンセサイザーのスペックを表す時にも使います。

ぜひ、そこもチェックしてみて下さい。









 
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この記事は2014.01.25 Saturdayに書かれたものです。
こんにちは!
本日から数回に分けまして
「アナログシンセのいろは」をお送りします。

シンセサイザーに興味はあるけれども、難しそうで手が出せない。。。
といった方もご安心下さい!

アナログシンセサイザーの構造の説明や、長くて取っ付きにくい専門用語や横文字に関しても細かく説明をして行きたいと思います。



















さて、第一回は「シンセサイザーの音が鳴るまで」と題しまして、
一番の基本になる、音が鳴るまでの通り道のお話をさせて頂きます。

アナログシンセサイザーは、ザックリ言うと、"電気回路で音を合成する鍵盤楽器"の一種です。
(その他にも電子回路で音を合成する楽器には テルミン、電気オルガンなどがあります。)

エレクトリックピアノやギターの様に、弦や音叉を振るわせる事で音が出る楽器に比べ、
複雑な様に聞こえますが、この部分を深く掘り下げるのは今後にして行きましょう。



どんな発音原理であったとしても、最終的に"音"として私の耳に届きます。

この音には「3原則」と呼ばれる原則が存在し、この3つが全て揃ってはじめて音となるのです。

その音の3原則が

音高(ex. 高い音なのか低い音なのか)
音色(ex. 硬い音なのか柔らかい音なのか)
音量(ex. 大きい音なのか小さい音なのか)

です。

この3原則をツマミを使ってコントロールできるのがシンセサイザーなのです。
それぞれの項目をコントロール出来る部分には名前がついています。

音高 → オシレーター (Oscillator)
音色 → オシレーター (Oscillator) 、フィルター (Filter)
音量 → アンプリファイアー (AMP)

このような用語はどこかで聞いた事があるのではないでしょうか。
今までどこか取っ付きにくい横文字の単語はこのような行程に置き換えてお話をする事が出来ます。


シンセサイザーで音を作る課程は

音高 を決める → 音色 を決める → 音量 を決める

といった順番になります。


つまりは
音を作る.jpg


こういう事です。

この順番で調整をしていくことで、シンセサイザーでの音作りのスタートラインに立つことができます!




更にこの3原則に加えて大切な要素が音にはあります。
それは"時間による変化"です。

例えば、ピアノの鍵盤を押しっぱなしにして、音を長く延ばしていても、時間が経つと音が小さくなり、
最終的には消えてしまいます。
また、強く弾いた時に音が震えたりする様なことがあり、その揺れの間隔(周期)はシチュエーションによって違ったりします。

この音の"時間による変化"もノブやスライダーによって表現し、コントロールする事が出来ます。

時間が経つと音が消えるといった時間による変化を司るのが エンヴェロープ・ジェネレーター。(略してEG)
音の揺れの周期を司るのが、LFO。(正式名称はLow Frequency Oscillator、低周波発振をする機構の事です。)

どちらも聞いた事があるという方も多いのではないでしょうか。


EGの図

スライド2.jpg

この図も見たことあるという方がいらっしゃると思います。
詳しい説明は今後、EG編にて。




このEGとLFOという二つの機構は、
音高、音色、音量全てにおいていえる事なので、
オシレーター、フィルター、アンプリファイアー のそれぞれに変化をもたらす事が出来ます。


LFO,EG.jpg

それぞれがそれぞれに関係しあって、より複雑な音作りをすることが可能となるのです。


本日はここまで!

次回はオシレーター(Oscillator)を説明していきます。

お楽しみに!






 
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この記事は2014.01.23 Thursdayに書かれたものです。
 こんにちは!
スタッフのヤナギダです。

さて、今回もVintage Vibe Vibanetの詳細を細かく見ていきたいと思います。


2.jpg



前回はこの楽器の機能面と弾き心地に関してお話をさせて頂きましたが、
今回はこの楽器に植え付けられたリペアマン魂が感じられる部分を見ていきたいと思います。

ClavinetやこのVibanetのように、発音方式に弦を採用している楽器にどうしても付きまとってくる問題が、
消耗してしまった弦の交換です。

この弦交換の局面まで想定して設計をされているのがこのVibanetの特徴でもあり、
リペア工房でもあるVintage Vibeならではの心配りのように感じます!

弦交換の際に手間がかかってしまう箇所は二か所。

一つは弦をスタート位置にひっかけなければならない作業。
もう一つはミュートを司っているYarnと呼ばれる部分に弦をくぐらせる作業。

この二つの問題をいかに解決しようと設計されたのか、それがこのVibanetから感じることが出来ます。


まずは弦をひっかける作業。

これは従来だと、本体の内部の限られたスペースからアクセスして作業を行わなけれがならず、
単純にひっかけるだけでも多くの時間とストレスが掛ってします作業でした。



13.jpg


それを解決するために、なんと本体側面から弦が引っ掛かっている部分が見えるようにくりぬかれています。

これで弦交換の際も広いスペースを使ってひっかける事が可能になり、作業効率が格段に上がります。






更にYarnをくぐらせる作業。
ClavinetのYarnは毛糸を網目状に張り巡らせたのので、そこに弦をしっかりと絡ませる量に通さなければならず、
Yarnに絡めている最中にひっかけた弦が外れてしまったりなど、
作業に時間を取られてしまう事もしばしばでした。


6.jpg


今回、Yarn部分に採用されたのは柔らかなジェル状の樹脂シートです。
このシートで上下から弦を挟んであげる事でミュートを行っており、
途中がいくつかのクリップで止められています。

これにより、弦交換する際も上にかぶさっているシートの取り外しだけで済むため、
大幅に作業が楽になります。
しかもミュート機能は従来同様、しっかりと作用してくれるため、演奏の際も安心です。


8.jpg


ハンマーチップには彼らが作って取り扱いをしているゴム製のチップが採用されています。
オリジナルのチップは熱に弱く柔らかいため、耐久性に問題を抱えていました。
ですがこのチップは少々固めに作られている分、熱に強く、耐久性も兼ね備えています。
つまり、質感のまま長持ちするチップのため、頻繁な交換も必要なく、
長い間、おなじチップでも音質を損なわない作りとなっているのです。
これはリペアマンだけではなくプレーヤーにもうれしい仕様ですよね。


7.jpg


更に、ピックアップはこのVibanetのために新たに製造されたモノです。
しかし、ヴィンテージのClavinetの構造を参考に作られたピックアップのため、
音質もヴィンテージのClavinetに近い、迫力のある、一歩前に出たサウンドが実現しました。



12.jpg

チューニングの際に調整が必要になる部分、ギターで言うところのペグに当たる部分も、
Clavinetの「パネルを外しての作業」ではなく、そのままの状態でも調整が出来るように設計がされています。
これで頻繁にチューニングを行う事も可能になり、楽器としての安定性と演奏性も格段に上がるのではないでしょうか。



10.jpg



電源は、Wahを搭載している関係もあり、アダプターによる電源供給となります。


11.jpg

ですが、なるべくシンプルなるようにデザインがなされています。
裏のパネルもこのような感じです。

キーボード奏者に乗って楽器の背中は何よりもこだわりがある部分です。
この部分がシンプルかつカッコイイデザインである事に越したことはありませんよね。
皆様、それぞれお好みはあるでしょうが、私は大満足です!(笑)



アナログの楽器はただ演奏するだけではなく、そのメンテナンスも行っていかなければならないものです。

そのメンテナンス部分にも配慮したデザインになっているのが、Vintage Vibeのクラフトマン魂の成せる業、と言いたところでしょうか。
非常に良く考え込まれた楽器です。

店頭にて試奏が出来ます!

是非、お試しください!
 
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この記事は2014.01.23 Thursdayに書かれたものです。

こんにちはurly's!店員のTammyです
今日は久々に面白エフェクターをご紹介します




BOSS Tera Echo TE-2

¥15,800-



取説には【リバーブでもディレイでもない、広がりと動きのある新感覚の空間エフェクト】と謳われているこちらのエフェクター。

2013年発売ですが、なんとBOSSコンパクトエフェクターシリーズで、これがちょうど第100号機目だったそうです目出度い奴ですね


ギターでの使用だけなく、キーボードとくにシンセにつなぐとヤバいらしいとの情報をききつけ、
早速つないでみる事に。。。



INPUT・OUTPUTがちゃんとステレオ対応になっているところを見ると、これはキーボードに使うっきゃない気持ちになってきますね



ツマミは4つ
<E.LEVEL> エフェクト音量の調整
<TONE> エフェクト音の明るさを調整
<FEEDBACK> エフェクトの減衰を調整
<S-TIME> エフェクトの長さを調整

BOSSらしい、簡潔で分かり易いツマミですね。



今回は店頭にあったMININOVAに突っ込んでみました

まずは、LEAD用の音源から!ひとまず全部のツマミを真ん中に…

ほほう一気に空間がフワ〜と広がります
リバーブでもあるし、でもディレイでもあるし、う〜ん、何とも言えない空気感〜。
奥が広がるというより、空間全体が広がる感じです。

ここからTONEをいじると音全体の印象が変わり、
遠くで鳴っているディレイのような音にも影響・変化していきます
これは味付けに大きく影響しそうです。

次は音の残り香をS-TIMEで調整し、FEEDBACKで戻して作りこんでいきます。
S-TIMEの違いで、エフェクトのかかり方は大分違ってきました。
これはいろいろ試したくなってしまいますね

オルガン系の音源にはE.LEVEL・FEEDBACKを少し下げ目で「じわじわくる感じ」に、
EP系の音源には、S-TIME・TONE上げ目で「水面にしずくが落ちる音」に、
BASS系の音源にはTONEを下げ目、E.LEVELを上げ目で「ダンスミュージック風」にと、
様々な使い方が出来そうです

アルペジエーターにかけると、かなりスペーシーな仕上がりになりました。
クラビ系の音にかけると、これまた面白いです。調整でボコーダーみたいな音にもなります。
PAD系は元音にもよりますが、ちょっとかかり具合が微妙なので、おすすめ出来ない感じでした。
最後は黙々とS-TIMEを回しながらFEEDBACKを上げ下げして、遊んでました(笑)

これは1台もっておくと、シンセの機能が1つ増えたぐらいに感じます面白いです
店頭で試奏出来ます。是非試してみて下さ〜い。


 

宮地楽器 エレクトリック ピアノ ガレージ Wurly's!
Web : http://www.miyaji.co.jp/Wurlys/

 
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この記事は2014.01.22 Wednesdayに書かれたものです。
 こんにちは!
スタッフのヤナギダです。

アメリカより、素敵な荷物が届きました!


2.jpg

Vintage Vibe  Vibanetの店頭試奏機がついに到着しました!
 


じっくりレビューをしていきたいと思います。



このVibanetはHohner Clavinetをモチーフに開発された一台です。
Clavinetとは1971年から生産されたClavinet D-6が有名な鍵盤楽器です。

クラヴィコードと呼ばれる鍵盤楽器にギターやベースでも用いられるピックアップを搭載し、電気回路を通すことでボリュームやトーンなどの調整をする事ができる楽器です。
発音機構はエレキギターの弦のようなものをハンマーでたたき、そこで発音される音をピックアップコイルで拾っています。

文章にして説明してしまうとなかなか難しいのですが、

弦を叩くことでエレキギターのような音色を奏でる事が出来る楽器です。

有名な楽曲としてはStevie WonderのSuperstitionの全編で聴くことが出来ます。

このClavinetと呼ばれる楽器の中でも最もステージやレコーディングで活躍していたモデルがClavinet D-6です。
現在、耳にしているClavinetの音色の全てがこの機種であるといっても過言ではないほど、D-6の存在感はとても大きなものとなっています。

ですが、このClavinetの音色を実際に使用しようと思うと、
ヴィンテージとなっているD-6を探し出して、使用しなければなりませんでした。
生産当時、多くの台数を販売していたわけではないClavinetを現在手に入れようと思うと、それはとても大変なことです。

そんなClavinetを、新たなパーツを使い、新たな電気回路を搭載することでよみがえらせたのがVintage VibeのVibanetなのです。 


5.jpg



その新たに搭載された電気部分がこちら。
Clavinetだとタブレット式のスイッチになっていた部分です。

ピックアップのスイッチに相当する部分は右上部分にてコントロールしていきます。

LEAD
RHYTHM
FULL-TONE
PHASE

の四種類より音色を選ぶことが出来ます。

ClavinetのA,B,C,Dのスイッチよりもよりサウンドのキャラクターが明確にされています。

EQに相当する部分はClavinetの4種類に比べ一つ少ない3種類のコントロールを行う仕様となっています。
ですが、従来のOn/Offに近い仕様ではなく、
ノブによってその強弱を決めていく仕様となっているため、これまでよりもより細かな音色の作りこみが可能となります。
この仕様変更はかなり重要かつ便利な機能かもしれません。

一方で、タブレット式のスイッチからノブタイプのコントロールに変更されたため、
演奏中の瞬時な切替やシンプルさといった部分はなりを潜める事になってしまいました。
どちらかが立てばどちらかが立たず・・・難しい選択ですかね。。。


さらに、新たな機能としてTach Wahが搭載されているのも魅力の一つです。
新たにエフェクターを用意しなくても、音の拡張性を持つことが出来るのもおいしい仕様ですね。


3.jpg

Clavinet D-6等にも搭載されていたミュート部分に関してはこの機種にも採用されています。
構造の関係上、引き金の操作がClavinet D-6と逆になってしまいましたが、機能面は全く損なわれておりません。
なんだか、この機能があってこそClavinetサウンドといったような気がするのは私だけでしょうか?



4.jpg


鍵盤タッチに関してもClavinetと弾き間違えてしまうほどの出来になっております。
それ以上に、キーブッシングやばねなどの、タッチに関係してくる部品もすべてあたらしいものへと移行されているため、
鍵盤の安定性が非常に高く、弾き心地も抜群になっています。

この部分からも想像できるように、
Vibanetの一番の特徴は、新しいパーツによって組み上げられている点です。

これまで入手が比較的難しかったClavinetのパーツ。修理の際にパーツが入手できないといったことや、調整を行っても状態の向上には限界がありました。
新しいパーツを使用したVibanetに関してはそのような心配はありません。ハンマーチップや弦といった消耗部品も新品の状態となるので、調整の状態などに神経を使うことなく演奏することが出来ます。
また、このパーツはヴィンテージのClavinetのパーツを元に作成されているのでヴィンテージのサウンドをそのまま再現することに成功しました。
当時のClavinetのサウンドと演奏性を知っている方でも、安心してプレイすることができるのではないかと思います。

また、RhodesモチーフとなったTine Pianoがそうであったように、
電気回路に関しても新たに組み直しを行っております。電子部品の消耗や故障の際の交換などでも、現行のパーツを使用することが出来ます。
そのためパーツの耐久性はもちろん、その入手に関してのリスクも排除することが出来たのです。

毎度のことですが、そのクラフトマン魂にはいつも心を動かされます。


本日はここまでです!

次回はリペアマンならではのVibanetの特徴を紐解いていきたいと思います!


 

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この記事は2014.01.20 Mondayに書かれたものです。
こんにちは!
Wurly's!スタッフのヤナギダです。

先日、18日(土)に開催されました、ピアニスト村松健さんによる
マルチキーボーティストへの道!
〜Acoustic Piano アンサンブル編〜

こちらのレポートを行っていきたいと思います。

いつものようにゆったりとした時間の中、スタートした今回のセミナー。
受講者の皆様が何を勉強したいのか という問いかけから始まりました。

1.jpg

いろいろなご質問を頂き、その一つ一つに答えて下さるにあたって、
まず必要なのは、

ピアノという楽器の構造を理解しなければならない。

とおっしゃい、ピアノという楽器の発音機構から、ピアノならではの特徴、
エレクトリックピアノとの違い、
そして、それらをすべて統合したうえで、どのような演奏技法が必要なのかを事細かに解説して頂きました。


そして、アンサンブルへ溶け込んでいくためのアレンジの話へと進んでいきます。

今回、題材となった楽曲は Carole King の It's too late.  。
このコード進行を使用して、ジャンルによってどのようにアレンジが変わっていくのか、
ペダルの使い方や左手のベースの取り方などを、
ベーシストの安藤さんも交えながらお話を進めていきました。

3.jpg4.jpg

途中、エレクトリックピアノとの違いや、テンションの乗せ方で響きがどのように変わっていくのかを、
実演も交えて解説をして下さいました。


7.jpg

そして最後はお二人による演奏をお聞かせいただきました。

終始、ゆったりとした時間の中で進んでいったセミナーだったのですが、
気が付くととてもたくさんの事を解説頂いた、貴重な時間となりました。

エレクトリックピアノとアコースティックピアノは
同じ鍵盤楽器でもお互い、特別な特徴を持った楽器だという事を改めて感じる時間でした。

次回の村松さんによるセミナーは6月に開催予定です!
続報をお楽しみに!







 
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この記事は2014.01.11 Saturdayに書かれたものです。

ジャンルで弾きこなす! アドリブのイロハ!

第一講 基礎を固める!コードとスケールのイロハ!


ピアノからギターまで!すべての音楽に共通するコード理論とスケール理論を解説!

日時:2月9日(日) 11:00〜13:00
場所:宮地楽器神田店 Cスタジオ
定員:15名
料金:第一講 無料!!
(第二講以降、3,000円+消費税)
講師:別所和洋
(講師紹介はこちら→http://www.miyaji.co.jp/Wurlys/wka_mj_elepi.php



【今後の講義予定】
〇第二講 華麗に弾きこなす!Jazz フレーズのイロハ!(初級/上級編)
〇第三講 哀愁漂う! Blues フレーズのイロハ!(初級/上級編)
〇番外編 ダメソロ再アレンジ!











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この記事は2014.01.04 Saturdayに書かれたものです。
村松健 Keyboard Player's Seminar

マルチキーボーディストへの道

〜マンネリを打破する!

楽器別演奏法のススメ〜

第4回 Acoustic Piano 

アンサンブル編


ピアニストでもあり、多彩な鍵盤楽器を操る村松健による楽器別の演奏セミナー!
第4回はついにAcoustic Piano!セミナー+合同レッスンの豪華2本立て!


日時: 2014年1月18日(土) 
セミナー14:00〜16:00  / レッスン 16:30〜18:30
料金:  セミナーのみ 7,350円 / セミナー+レッスン 10,500円(観覧も含みます。)
定員:15名(満員になり次第、ご予約を終了とさせていただきます。)
場所:Music Joy 御茶ノ水 2F   2Bスタジオ
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台1-2-5
(これまでのセミナーと場所が異なります。ご注意ください)



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・もちろん観覧のみも大歓迎です!




【講師紹介】


村松健
宮地楽器Wurly’s!におけるElectric Pianoのセミナー講師としてもお馴染み!
ピアノの吟遊詩人/作曲家そして奄美三線弾き。ピアノをおもちゃ代わりに"わらべ歌"や "シマウタ"とBrazillian/Jazzそのどちらにも親しんで成長したことが、彼独自の懐かしい世界を育むことになる。1983年、成城大在学中にデビュー、自作自演のスタイルはそれ以来のもの。送り出したCDは34作。心のおもむくままに野に身を置いて、音を紡いでいる。
ピアノだけにとどまらず、Electric PianoやOrgan、Clavinetなど様々な鍵盤楽器を巧みに操る、まさにマルチなキーボーディストでもある。




 
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この記事は2014.01.03 Fridayに書かれたものです。

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