こんにちは!
スタッフのヤナギダです。
Rhodes Suitcaase MK2 73 DynoMy プラ鍵 について、熱く語っていきます。
皆様は「Dyno-My-Piano」という名前をご存知でしょうか。
Dyno-My-Pianoとは
その当時、Rhodesのカスタムや改造をしていた工房です。
この工房が開発し、キーボーディストにとって一躍定番の音色になったサウンド、
それがDyno-My- Piano の「Pro EQ」と呼ばれるサウンドです。
よく、現代のステージキーボードの中で
Dyno Rhodes や Dyno EP といったプリセット名で入っている音色がこれに当たるのですが、
このDyno-My-Pianoの実機を拝むことはなかなかむずかしいのです。
このDyno-My-Pianoのカスタムには大きく分けて3種類が存在します。
Pro EQ
Analog Chorus
Tri Stereo Tremolo
の三種類です。
この一台は
Pro EQ
Analog Chorus を搭載したモデルです。
Pro EQは
Highのノブを回していくとサウンドが劇的に変化していきます。
90年代前半などで一世を風靡したフュージョンなどを思い起こさせるサウンドです。
このサウンドの生の音はなかなか経験することが出来ない貴重なものです。
Analog Chorusは2層タイプのものを搭載。
一層では浅くかかってくるChorusですが、
二つのコーラスをいっぺんにかけると、より深いコーラスのサウンドを生み出すことが出来ます。
このコーラスサウンドを一層ずつ使い分けることが出来るのがこのコーラスの有難いところ。
楽曲やバンドの構成に合わせて、使い分けをすることが出来るエフェクトが既に搭載されているのが良いですよね。
また、このRhodes自体の最大の特徴はプラスチック鍵盤である事。
プラスチック鍵盤の特徴は大きく二つです。
倍音の少ない抜けてくるようなサウンド
メンテナンスが簡単で消耗具合が木製鍵盤の機種に比べて遅い
という点です。
プラスチック鍵盤のサウンド と言ってRhodesファンには通じてしまうくらい市民権を得ているプラスチック鍵盤のRhodes。
製造されていたのは1982年〜83年というごくわずかな期間ではありますが、
そのサウンドの存在感と抜けの良いサスティーンはRhodesの本物の質感を感じる事ができます。
また、木製鍵盤の際に心配しなければならない湿度の問題やフェルトの劣化と言った問題も
プラスチック鍵盤であれば心配ありません。
勿論湿度によって反る事もありませんし、ピン部分にフェルトを使っていないので劣化の問題もありません。
今の状態を長く維持しながら使っていくことが出来ます。
何もかもに関して至れり尽くせりと言った感じのこの一台。
是非、店頭にてお確かめください。