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この記事は2016.05.29 Sundayに書かれたものです。



今回はHikari Inst. Sineを矩形波にしてさらにPWも変えられるパッチングをやります。

パッチングはコチラ。



なんということでしょう、とっても簡単パッチング。
使用するのは前述のサイン波だけのシンプル&コンパクトなオシレーターHikari Inst. SineとCircuitAbbey Trip Fireの二つです。

Trip Fireはコンパレーターとゲート(トリガー)ディレイの2つの機能を持つユーティリティー地味モジュールです。
今回はコンパレーター部分のみを使ったパッチングです。

コンパレーターとはなんぞや?
コンパレータ (comparator) とは二つの信号を比較し、どちらが大きいかで出力がHigh/Low切り替わります。
Hi/Lowとはオンオフのようなものでロジックモジュールの出力でも同じような言い方を私はしますがモジュラーシンセの場合はHighが+5V、Lowは0Vを出力します。
0Vを出力という表現に違和感を覚えるかもしれませんが、何もないが出ていると思いましょう。

話が若干脱線しましたが、コンパレーターは二つの値を比較します。
ざっくり言うと一定以上の電圧だと+5Vを出力し、それ以下の場合は何も出力されないということです。

今回はSineの出力をTrip Fireのコンパレーターに入力しているだけです。
この場合何と比較しているか?というと青い矢印で書いてある(画像が不鮮明で読みにくいですが)Comparator Levelというツマミで設定する+5Vを出力するレベルの閾値と比較します。

今回はイラストを書きました。



本当はSine波を書きたかったのですが、書くのが大変そうだったので三角波で勘弁して下さい。
角度が不揃いなのはご愛嬌。

赤い線が入力した波形です、0Vを中心として±5Vで振幅しています。

黒い横線と平行に引かれている青い線がComparator Levelです。Trip Fireのツマミを回すことで青い線が上下します。
そして青い矩形波がTrip FireのComparatorから出力される信号です。
入力された波形の赤い線とComparator Levelの青い横線の部分でパルスワイズが変化します。

不揃いに書いてしまった波形のおかげで1つめの青いパルスと2つめのパルスの幅が異なるのがわかるかと思います。

Comparator Levelを上下させれば書くパルスの上に書いてある横方向の矢印のようにパルスワイズが広がったり縮んだりします。
Sine波・三角波の場合は元々の波形の頂点を中心に左右に広がります。
これにノコギリ波を入力すると上昇ノコギリ波であれば頂点部分は固定で各パルスの左側だけが動き、下降ノコギリ波であればパルスの右側だけが動く一般的なPWの変化となります。

Trip Fireのツマミでなく外部のLFO等でPWMを行いたい場合はツマミの真上のRefインプットに入力することで可能です。
その場合はツマミがアッテネーターとなります。

コレをうまく応用すればクロック信号の1パルス単位でのレングスを変えたり矩形波の内オシレーター等を矩形波に変換させることができます。
音として使う場合はACカップリング入力のVCFもしくはVCAに入力したほうがいいかもしれないですね。

Wak
 

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この記事は2016.05.08 Sundayに書かれたものです。
Nammで鍵盤付きユーロラックケースや新作モジュールを発表して話題のWaldorf
そのWaldorfのファーストモジュール、ウェーブテーブルオシレーターのnw1はデジタルという強みを活かして定期的にファームウェアが更新されています。

2016.5.8現在の最新ファームのver.1.05ではTravelとspectrumのツマミをゼロ位置(センターポジション)にするとLED7セグディスプレイの表示が"--"と一瞬なりゼロ位置がわかりやすくなりました。
その他にも起動時に最後に読み込んでいたWaveを記憶したりTuneツマミのレンジが最小・最大位置で50centの幅を持つようになりました。

今回は気にはなっているけど実際どのパラメーターがなんなの?という方に向けてザックリnw1のパラメーターと挙動を説明しようと思います。

nw1のアウトプットのみを接続した動画がこちらです。






デカイ赤いツマミの左にあるモードスイッチは3ポジションスイッチとなっており右に倒すと80個のプリセット波形とTTS(text-to-speech)というユーザーWaveの50個、計130種類の波形から選択することが出来ます。

TTSは専用のエディターソフトでテキストデーター(英文)を入力するとそれを読み上げてくれます。
このTTSは後述するユーザー波形バンクにも保存することができます。


動画冒頭で鳴らしている50番の波形はワン・ツー・スリー・フォー・ファイブという波形です。
Positionツマミを回すとマニュアルで波形位置を設定できます。
Positionツマミをゼロから等速で最大まで上げていくと「ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ」と読み上げ、例えば「ツ」の位置でとめるとその音が鳴り続けます。

TravelツマミはLFOのようなものでセンターポジションをゼロとして右に回すと正転、左に回すと逆回転でPositionを移動します。
Travelにも3つのモードがあり、下のFreeモードではツマミで設定した速さでPositionが移動し続け、中央のStepの場合はGateインプットにGate信号を送ると波形毎に設定されているSectionという波形のPosition内に設定されたポイント
(プリセット50番の場合ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブを5つに区切った5 Section)にTravelツマミで設定した速さで移動します。
上のGatedモードではGate信号を入力している間だけFreeモードのようにPositionを移動します。
その際Gateが来る度にPositionは頭(Positionツマミで設定した位置)から移動します。

モードスイッチを中央にすると10個のユーザー波形を呼び出すことが可能です。
動画のU0番にはTTSで「oppai」(オッペイ)というテキストが入力してあります。
※他意はありません。決してありません。

ユーザー波形にはTTSだけでなく外部から入力したオーディオをWavetableとして使うことも可能です。
外部オーディオの録音をするにはモードスイッチを左にします。
録音するオーディオをin1ジャックに入力します。
最大でおよそ7秒の録音が可能ですが、一般的なサンプラーと違い録音した音は必ずWavetableのようなガビガビした音になります。

全ての波形はパネル右下の4つのパラメーターでの音作りが可能です。
Spectrumは周波数成分を変化させフィルターのような変化をします。
Brillianceは音色の明るさを変化させます。
Keytrackは最大の100%で往年のWavetableオシレーターのようなサウンドとなり、絞っていくとケロケロしたサウンドになりスピーチ系の波形にかけると面白い変化を体感できます。
NoisyはWavetableの再生をノイズで散らすことができ、ツマミを右に回すとノイズっぽいサウンドになります。

パネル左側にある3つのインプットはRecordモードを除きモジュレーションのCV入力(DCカップリング)となっており各ツマミはアッテネータとなります。
各入力のスイッチでどのパラメーターにモジュレーションを掛けるかを選択できます。
それぞれのスイッチは選択できるモジュレーション先の種類が異なり殆どのパラメーターを3つ同時にモジュレーヨンすることが可能と鳴っています。

Gateインプットの下のジャックはピッチCVの入力でV/OctでCVを受け、鍵盤・SEQ等で音程をコントロールするのに使用します。

ちなみに、外部信号によるWaveの変更はできません。

終盤はROM50番に戻し適当にWaveを変えたりツマミを弄っています。

店頭でも展示していますので音を聞いてみたいという方は店頭スタッフへお声かけください。



Wak

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 Wurly's! Tel : 03-5256-8181
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この記事は2016.05.03 Tuesdayに書かれたものです。
最近は各社様々なユーロラックモジュラー用ケースが販売されています。

5年ほど前はDoepferくらいしか選択肢がなかったのにいい時代になりましたね。
そんな恵まれた環境の落とし穴、モジュールを止めるネジの話をしたいと思います。

Wurly's!で販売しているケースはコチラを御覧ください。

まずモジュールをケースのレールに固定する方法は2種類のタイプが有ります。

下記の画像はバーナット、ナットストライプと呼ばれるネジ穴がたくさん空いた棒です。



ネジ穴は穴の中心から5.08mm刻みで穴が空いています。
ケースの長さ(HP数)と同じものをモジュールをマウントするレールに仕込みモジュールを固定します。
利点はマウントするネジ穴のピッチがバーナットにより固定されているので何も考えずにモジュールをマウントしていくことができることです。
Doepfer 各種大型ケース,Tiptop,Intellijel,Roland,Hikari Inst. Mini Caseがこのタイプです。



上記画像はスクウェアナット、スライドナットと呼ばれる四角いナットです。
このスクウェアナットをレールの溝に流し込みモジュールの穴位置にナットを合わせて固定します。
このタイプの利点はモジュールごとにあるパネルサイズの誤差を固定位置で解消できるのでモジュールとモジュールが隙間なくピッチリマウントすることが出来ます。
Analogue SystemのモジュールはDoepfer等と比べパネルのネジ穴の位置が異なるため前述のバーナットタイプだと同じ段にマウントした時に無駄に0.5HPの隙間ができますがスライドナットタイプだと隙間なくマウントできます。
ナットの位置を合わせるのが少し手間なのでマウントする際は爪楊枝や細い精密ドライバー等があると微調整ができて便利です。

Doepfer Mini Case,Pittsburgh Modular,Synthrotek,Hikari Inst. 98 HP Caseはスライドナット方式のケースです。

ここからがネジの太さの話です。
バーナットタイプのケースはほとんどがM3というサイズのネジ穴です。
Mというのはメートルネジの略です。
多くのメーカーのモジュールに付属している太さのネジになります。
ユーロラックモジュラーの元祖Doepferがこのサイズを採用していたので筆者もM3がスタンダードという認識をしています。
M3のネジが使われているのはDoepfer,Tiptop,Intellijel,Hikari Inst.です。

しかし、ユーロラックモジュラーが流行ってきてアメリカ勢が採用したのがM2.5というサイズ。
M3よりも若干細いネジです。
M2.5のネジが使われているメーカーはSynthrotekです。

同じくアメリカのPittsburgh Modularは?と思われた方、よく気が付きました。
Pittsburgh Modularはさらにアメリカらしくインチネジの4-40というサイズのネジを使っています。
Pittsburgh ModularはCell DC Caseシリーズ等のケース本体にネジが付属しています。
本来モジュールにはネジが付属していませんが、Wurly's!で販売する際はM3のネジを同梱するようにしています。

ケースの単品販売は行っていませんがBastl Inst.のケースはM3のバーナットタイプのケースでした。

更にモジュールによってはパネルの厚さが違ったりしてネジの長さも重要になってきますが、コレはもうネジをとめてみないとわからないので東急ハンズやホームセンター等で色々なネジを買ってお試しください。

Wurly's!に直接ご来店できる方ならば帰りに秋葉原に寄って西川電子というお店に行かれるといいと思います。
六角レンチで回すネジやBossのコンパクト・エフェクターの用に指で回せるネジなど様々なネジが売っていますのでおすすめです。

Wak

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