スタッフブログ

Erica Synths Pico Drumsの使い方

Erica Synths Pico Drumsの使い方
今回はErica Synthsで一番人気のドラムモジュール、Pico Drumsの使い方を徹底解説!!


 

Erica Synths Pico SEQの使い方

Erica Synths Pico SEQの使い方
新たにWurly's!で取り扱いを開始したモジュラーシンセのErica Synths Pico シリーズ!

店頭には全種類展示して好きなようにお試しいただける状態となっています。
/Users/wakamatsuzhyper/Desktop/IMG_9660.jpg

その中から3HPで16ステップのシーケンサー、Pico SEQの使い方を徹底解説!


 

若旦那の【モジュラーレシピ!】6 〜Logicを使ってみよう〜

若旦那の【モジュラーレシピ!】6 〜Logicを使ってみよう〜
お久しぶりのモジュラーレシピです。

今回はツマミがついているCVシーケンサーをGateシーケンサーとして使う方法をやります。

パッチングについて

使うのはPittsburgh Modular SequencerIntellijel Plogの2種類です。


TFOM2016 東京・フェスティバル・オブ・モジュラー



今年もTokyo Festival of Modularが6月11日/12日に開催されました。
海外メーカーが直接来日し開発者に直接質問をしたり数々の著名アーティストのライブ、ワークショップ等展示だけでなくモジュラーシンセをたっぷり堪能できるイベントです。


若旦那の【モジュラーレシピ!】5



今回はHikari Inst. Sineを矩形波にしてさらにPWも変えられるパッチングをやります。

パッチングはコチラ。



なんということでしょう、とっても簡単パッチング。
使用するのは前述のサイン波だけのシンプル&コンパクトなオシレーターHikari Inst. SineCircuitAbbey Trip Fireの二つです。

Trip Fireはコンパレーターとゲート(トリガー)ディレイの2つの機能を持つユーティリティー地味モジュールです。
今回はコンパレーター部分のみを使ったパッチングです。

コンパレーターとはなんぞや?
コンパレータ (comparator) とは二つの信号を比較し、どちらが大きいかで出力がHigh/Low切り替わります。
Hi/Lowとはオンオフのようなものでロジックモジュールの出力でも同じような言い方を私はしますがモジュラーシンセの場合はHighが+5V、Lowは0Vを出力します。
0Vを出力という表現に違和感を覚えるかもしれませんが、何もないが出ていると思いましょう。

話が若干脱線しましたが、コンパレーターは二つの値を比較します。
ざっくり言うと一定以上の電圧だと+5Vを出力し、それ以下の場合は何も出力されないということです。

今回はSineの出力をTrip Fireのコンパレーターに入力しているだけです。
この場合何と比較しているか?というと青い矢印で書いてある(画像が不鮮明で読みにくいですが)Comparator Levelというツマミで設定する+5Vを出力するレベルの閾値と比較します。

今回はイラストを書きました。



本当はSine波を書きたかったのですが、書くのが大変そうだったので三角波で勘弁して下さい。
角度が不揃いなのはご愛嬌。

赤い線が入力した波形です、0Vを中心として±5Vで振幅しています。

黒い横線と平行に引かれている青い線がComparator Levelです。Trip Fireのツマミを回すことで青い線が上下します。
そして青い矩形波がTrip FireのComparatorから出力される信号です。
入力された波形の赤い線とComparator Levelの青い横線の部分でパルスワイズが変化します。

不揃いに書いてしまった波形のおかげで1つめの青いパルスと2つめのパルスの幅が異なるのがわかるかと思います。

Comparator Levelを上下させれば書くパルスの上に書いてある横方向の矢印のようにパルスワイズが広がったり縮んだりします。
Sine波・三角波の場合は元々の波形の頂点を中心に左右に広がります。
これにノコギリ波を入力すると上昇ノコギリ波であれば頂点部分は固定で各パルスの左側だけが動き、下降ノコギリ波であればパルスの右側だけが動く一般的なPWの変化となります。

Trip Fireのツマミでなく外部のLFO等でPWMを行いたい場合はツマミの真上のRefインプットに入力することで可能です。
その場合はツマミがアッテネーターとなります。

コレをうまく応用すればクロック信号の1パルス単位でのレングスを変えたり矩形波の内オシレーター等を矩形波に変換させることができます。
音として使う場合はACカップリング入力のVCFもしくはVCAに入力したほうがいいかもしれないですね。

Wak

宮地楽器 エレクトリック ピアノ ガレージ 
 Wurly's! Tel : 03-5256-8181
 

Waldorf nw1

Nammで鍵盤付きユーロラックケースや新作モジュールを発表して話題のWaldorf
そのWaldorfのファーストモジュール、ウェーブテーブルオシレーターのnw1はデジタルという強みを活かして定期的にファームウェアが更新されています。

2016.5.8現在の最新ファームのver.1.05ではTravelとspectrumのツマミをゼロ位置(センターポジション)にするとLED7セグディスプレイの表示が"--"と一瞬なりゼロ位置がわかりやすくなりました。
その他にも起動時に最後に読み込んでいたWaveを記憶したりTuneツマミのレンジが最小・最大位置で50centの幅を持つようになりました。

今回は気にはなっているけど実際どのパラメーターがなんなの?という方に向けてザックリnw1のパラメーターと挙動を説明しようと思います。

nw1のアウトプットのみを接続した動画がこちらです。






デカイ赤いツマミの左にあるモードスイッチは3ポジションスイッチとなっており右に倒すと80個のプリセット波形とTTS(text-to-speech)というユーザーWaveの50個、計130種類の波形から選択することが出来ます。

TTSは専用のエディターソフトでテキストデーター(英文)を入力するとそれを読み上げてくれます。
このTTSは後述するユーザー波形バンクにも保存することができます。


動画冒頭で鳴らしている50番の波形はワン・ツー・スリー・フォー・ファイブという波形です。
Positionツマミを回すとマニュアルで波形位置を設定できます。
Positionツマミをゼロから等速で最大まで上げていくと「ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ」と読み上げ、例えば「ツ」の位置でとめるとその音が鳴り続けます。

TravelツマミはLFOのようなものでセンターポジションをゼロとして右に回すと正転、左に回すと逆回転でPositionを移動します。
Travelにも3つのモードがあり、下のFreeモードではツマミで設定した速さでPositionが移動し続け、中央のStepの場合はGateインプットにGate信号を送ると波形毎に設定されているSectionという波形のPosition内に設定されたポイント
(プリセット50番の場合ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブを5つに区切った5 Section)にTravelツマミで設定した速さで移動します。
上のGatedモードではGate信号を入力している間だけFreeモードのようにPositionを移動します。
その際Gateが来る度にPositionは頭(Positionツマミで設定した位置)から移動します。

モードスイッチを中央にすると10個のユーザー波形を呼び出すことが可能です。
動画のU0番にはTTSで「oppai」(オッペイ)というテキストが入力してあります。
※他意はありません。決してありません。

ユーザー波形にはTTSだけでなく外部から入力したオーディオをWavetableとして使うことも可能です。
外部オーディオの録音をするにはモードスイッチを左にします。
録音するオーディオをin1ジャックに入力します。
最大でおよそ7秒の録音が可能ですが、一般的なサンプラーと違い録音した音は必ずWavetableのようなガビガビした音になります。

全ての波形はパネル右下の4つのパラメーターでの音作りが可能です。
Spectrumは周波数成分を変化させフィルターのような変化をします。
Brillianceは音色の明るさを変化させます。
Keytrackは最大の100%で往年のWavetableオシレーターのようなサウンドとなり、絞っていくとケロケロしたサウンドになりスピーチ系の波形にかけると面白い変化を体感できます。
NoisyはWavetableの再生をノイズで散らすことができ、ツマミを右に回すとノイズっぽいサウンドになります。

パネル左側にある3つのインプットはRecordモードを除きモジュレーションのCV入力(DCカップリング)となっており各ツマミはアッテネータとなります。
各入力のスイッチでどのパラメーターにモジュレーションを掛けるかを選択できます。
それぞれのスイッチは選択できるモジュレーション先の種類が異なり殆どのパラメーターを3つ同時にモジュレーヨンすることが可能と鳴っています。

Gateインプットの下のジャックはピッチCVの入力でV/OctでCVを受け、鍵盤・SEQ等で音程をコントロールするのに使用します。

ちなみに、外部信号によるWaveの変更はできません。

終盤はROM50番に戻し適当にWaveを変えたりツマミを弄っています。

店頭でも展示していますので音を聞いてみたいという方は店頭スタッフへお声かけください。



Wak

宮地楽器 エレクトリック ピアノ ガレージ 
 Wurly's! Tel : 03-5256-8181

モジュラーシンセのネジの話

最近は各社様々なユーロラックモジュラー用ケースが販売されています。

5年ほど前はDoepferくらいしか選択肢がなかったのにいい時代になりましたね。
そんな恵まれた環境の落とし穴、モジュールを止めるネジの話をしたいと思います。

Wurly's!で販売しているケースはコチラを御覧ください。

まずモジュールをケースのレールに固定する方法は2種類のタイプが有ります。

下記の画像はバーナット、ナットストライプと呼ばれるネジ穴がたくさん空いた棒です。



ネジ穴は穴の中心から5.08mm刻みで穴が空いています。
ケースの長さ(HP数)と同じものをモジュールをマウントするレールに仕込みモジュールを固定します。
利点はマウントするネジ穴のピッチがバーナットにより固定されているので何も考えずにモジュールをマウントしていくことができることです。
Doepfer 各種大型ケース,Tiptop,Intellijel,Roland,Hikari Inst. Mini Caseがこのタイプです。



上記画像はスクウェアナット、スライドナットと呼ばれる四角いナットです。
このスクウェアナットをレールの溝に流し込みモジュールの穴位置にナットを合わせて固定します。
このタイプの利点はモジュールごとにあるパネルサイズの誤差を固定位置で解消できるのでモジュールとモジュールが隙間なくピッチリマウントすることが出来ます。
Analogue SystemのモジュールはDoepfer等と比べパネルのネジ穴の位置が異なるため前述のバーナットタイプだと同じ段にマウントした時に無駄に0.5HPの隙間ができますがスライドナットタイプだと隙間なくマウントできます。
ナットの位置を合わせるのが少し手間なのでマウントする際は爪楊枝や細い精密ドライバー等があると微調整ができて便利です。

Doepfer Mini Case,Pittsburgh Modular,Synthrotek,Hikari Inst. 98 HP Caseはスライドナット方式のケースです。

ここからがネジの太さの話です。
バーナットタイプのケースはほとんどがM3というサイズのネジ穴です。
Mというのはメートルネジの略です。
多くのメーカーのモジュールに付属している太さのネジになります。
ユーロラックモジュラーの元祖Doepferがこのサイズを採用していたので筆者もM3がスタンダードという認識をしています。
M3のネジが使われているのはDoepfer,Tiptop,Intellijel,Hikari Inst.です。

しかし、ユーロラックモジュラーが流行ってきてアメリカ勢が採用したのがM2.5というサイズ。
M3よりも若干細いネジです。
M2.5のネジが使われているメーカーはSynthrotekです。

同じくアメリカのPittsburgh Modularは?と思われた方、よく気が付きました。
Pittsburgh Modularはさらにアメリカらしくインチネジの4-40というサイズのネジを使っています。
Pittsburgh ModularはCell DC Caseシリーズ等のケース本体にネジが付属しています。
本来モジュールにはネジが付属していませんが、Wurly's!で販売する際はM3のネジを同梱するようにしています。

ケースの単品販売は行っていませんがBastl Inst.のケースはM3のバーナットタイプのケースでした。

更にモジュールによってはパネルの厚さが違ったりしてネジの長さも重要になってきますが、コレはもうネジをとめてみないとわからないので東急ハンズやホームセンター等で色々なネジを買ってお試しください。

Wurly's!に直接ご来店できる方ならば帰りに秋葉原に寄って西川電子というお店に行かれるといいと思います。
六角レンチで回すネジやBossのコンパクト・エフェクターの用に指で回せるネジなど様々なネジが売っていますのでおすすめです。

Wak

宮地楽器 エレクトリック ピアノ ガレージ 
 Wurly's! Tel : 03-5256-8181

若旦那の【モジュラーレシピ!】4



4回目でございます。

今回は単調になりがちなステップ・シーケンサーの進み方に一手間かけてみましょう。
 
使用するモジュールは最大5ステップのCVシーケンサーのX-Fade Modular Mi-Ko-CとGateシーケンサーのIntellijel uStepの二つです。
省略していますが別途VCO/VCA/Envを用意しVCOの音はVCAのシグナルインへ接続しEnvの出力をVCAのCVインへ繋いでいると想像してください。
簡単に説明するとuStepのオンになっているステップで発音するようなパッチングです。

Mi-Ko-Cは4ステップモードにします。
今回は分かりやすいように各ツマミに書いてある音階で1ステップ目から順に音程が上がっていくと思ってください。



Mi-Ko-Cで演奏する譜面を書きました。
譜面が苦手だからモジュラーシンセをやっている筆者にはこんな譜面書くだけでとても苦戦しました。
4小節でuStep2周、8ステップx2分の演奏です。
音符のしたに書いてある赤丸がuStepのオン、黒丸がオフです。

一番上の段はuStepの全ステップをオン、すなわち普通にクロックでMi-Ko-Cを回してステップ毎に発音している状態です。
Mi-Ko-Cで設定したGCEAの順にただ音程を繰り返すだけの状態です。

二段目はuStepをでオンオフを繰り返して2分の1の速さで回る状態です。
ここまではまぁ普通の挙動なのでなにも難しいことはないですね?

三段目を見てみましょう。
uStepでタッタタウンタというリズムにしています。
今回のパッチングはリズムをMi-Ko-Cのクロックと発音に使用しています。
上記のような一定ではないリズムでCV SEQを回すと、KORG SQ-1のようなGate付きのSEQで休符を打ち込んだ場合と違いステップの進み方で休符を作りMi-Ko-C側で設定した音階の進み方が変わります。

四段目のようにuStepでオンになっているステップの合計数が奇数になるように設定すると4小節で1ループというMi-Ko-C単体ではできない長尺のループを作り出すことが出来ます。

uStepのような任意のリズムを打ち込めるSEQではなくユークリッドシーケンサーを繋いだりもっとステップ数のもっと多いCV SEQでやっても面白いと思いますのでお手持ちのモジュールで色々お試しください。

Wak

宮地楽器 エレクトリック ピアノ ガレージ 
 Wurly's! Tel : 03-5256-8181
 

Synthrotek MST Mono Voice System 解説



SynthrotekのMSTシリーズで構成されたコンパクトなシンセサイザーシステム
MST Mono Voice System
初心者にも扱いやすいVCO, VCF, VCA x2, Env x2,LFO,MIDI to CVコンバーター,Unity Mixer x2ch.,Stereo Mixerというシンプルながら最低限必要なモジュールが揃っているシステムとなっています。
今回はこのMST Mono Voice SystemをRoland A-01Kのシーケンサーで鳴らした動画をアップしましたので御覧ください。



動画ではMIDI/CVコンバーターに接続したA-01KのシーケンスをスタートさせVCFのカットオフを弄りEnvのASRのリリースを絞ってからADにモードを切替てアタック・ディケイを調節してまたVCFのカットオフを弄ってます。
その後VCAのCVアマウントを上げBleedツマミを回してVCAのゲインを上げて軽いオーバードライブを掛けています。
そしてVCOのパルスワイズを弄りオクターブスイッチでピッチを上下させ最後にA-01KのモジュレーションリボンでLFOの速さのビブラートを掛けています。

実際のパッチングは下記画像になります。


※ツマミの位置は適宜調整が必要です。
画像中央に"オーディオアウト"と小さく書いてあるように見えたあなたは心が綺麗です。
気にしないようにしましょう。

音声信号の流れ
音の流れから追っていきましょう。
青い線が音の信号が流れているところです。VCOのSQUAREジャックから出ている矩形波の信号をVCFのシグナルイン入れて-24dB出力からデュアルVCAの下段のシグナルインプットへ入力して黒い線からスピーカーへ音が流れています。
音の流れは最終アウトを含めて3本しか繋いでいません、簡単ですね。
ちなみにVCOの違う波形の出力からVCFへ繋げばノコギリ波やサイン波・三角波を鳴らすことができます。

音量をコントロールする信号の流れ
3本の青い線を繋いだだけでは音はでないので次は音量・発音をコントロールしている緑の線を見てみましょう。
一番最初はMIDI/CVコンバーターのGateアウトをデュアルEnvの下段のGateインへ繋ぎます。
MIDI/CVコンバーターにはA-01KのMIDI OUTをMIDI INへ接続しており、打鍵やSEQのノート情報を送るとノートオンをGateに、ノートナンバーをCVに変換して出力します。
下段のEnvのアウトプットをVCAの青い線がつながっているほうのチャンネルのCVインに接続します。
これで鍵盤を引くかSEQを走らせるとノートオンのタイミングで音が出ます。
発音の感じはEnvのアタック・ディケイ(リリース)の設定によってアタックの遅い音や歯切れのいい音などに変化させることができます。

音程をコントロールする信号の流れ
青と緑の線だけを繋いだ状態ではVCOの音程は常に一定でポンポン鳴るだけです。
そこで音程をコントロールする赤い線を接続します。
前述のMIDI/CVコンバーターのCV OutをVCOの1V/Oインへ入力します。
これでA-01Kの鍵盤位置あるいは打ち込まれたSEQの音程に追従してピッチが変化します。


最後に小技パッチングのA-01Kのモジュレーションリボン部分でのビブラートの掛け方について説明します。
まずは黄色い線、ビブラートの速度を決めるLFOの三角波の出力をデュアルVCAの上段のシグナルインへ入力します。
この時VCAのツマミはLVLは右に回し切り、Bleedは左に絞りきりスイッチは下に倒してLin側にしておきます。
次に二本目の赤い線、上段のVCAのアウトプットをVCOのMOD 1インへ接続します。
これだけだと常にVCOがLFOで揺れる状態となり、そのビブラートの深さはVCOのMOD 1 AMTツマミで調節します。
最後に水色の線でMIDI/CVコンバーターのAUX CVアウトからVCの上段のCVインへ接続します。
AUX CVのスイッチはセンターポジションにするとMIDIのモジュレーション情報( CC#1)を受信して0〜127のMIDI情報を0〜5Vに変換して出力します。
コレによりVCAに入力されたLFOの信号がモジュレーションを上げた時にVCOに送られるようになりビブラートが掛かります。

この接続はモジュラーシンセを一般的なシンセとして鳴らすためのパッチングと同じです。
MIDI/CVコンバーターを使わずにシーケンサーを使う場合はCVとGateの信号をシーケンサーに置き換えたり、マルチモードフィルターを使ってハイパスフィルターにしたければフィルターのアウトの接続を変えたりと上記の接続例を置き換えるだけで簡単に違う音を作ることが出来ますので色々お試しください。




Wak

宮地楽器 エレクトリック ピアノ ガレージ Wurly's!
Tel : 03-5256-8181

BASTL INSTRUMENTS RUMBURAKのデモ機がやってきました。


 

アート集団STANDUINOのメンバーが立ち上げたハンドメイド電子楽器ブランド
[Bastl Instruments]のモジュラーシンセシステム[RUMBURAK]のデモ機を先日お借りしました。

構成としてはポピュラーなシンセサイザーとは一味違いサンプラー、ドラムモジュール等がマウントされています。
今回は[RUMBURAK]の内容を紹介していきます。


[RUMBURAK]の全体の写真です。
木製のケースは52HPx2段で左上には14HPのブランクスペースがあり後からモジュールを追加することができます。


画像はブランクパネルを外したところです。
マウントネジはM3でネジの頭が六角のもので固定されています。
木製パネルのためピッチリマウントされているのでブランクを外す際は他のモジュールも幾つかネジを緩めたほうがいいと思います。
中を覗くとユーロラック規格共通の16ピンBus端子があります。


それでは右上からモジュールを見ていきましょう。
ABCDEと書かれたモジュールは[LITTLE NERD]はコンパクトながら
クロックディバイダー・マルチプライヤー・トリガーリピーター・ユークリッドシーケンサ等を5系統別々に設定できるクロックモジュレーターです。
DEのチャンネルはABCと異なるクロックをソースとすることも可能で二つのクロックのミックスバランスをツマミで設定することが可能です。

その隣の7セグLEDがついているモジュールは[GRANDPA]です。
マイクロSD内に保存したサンプルをプレイバックできるグラニュラーサンプラーモジュールです。
ツマミは2つしかありませんがボタンを押すことによりLEDの色が4色に変わり8つのパラメーターをエディットできます。
トリガーボタン&入力は2つありモノフォニックですがそれぞれ個別の音色・設定をすることが可能です。
1つあるCVインプットは好きなパラメーターにアサインが可能です。

端が少し見切れているKと書かれたモジュールはドラムモジュールの[TEA KICK]です。
アナログ回路で作られたドラムサウンドは歯切れのよいパーカッシブなサウンドが作り出されます。
アタック時に鳴るクリック音用のフィルターも搭載しているので柔らかい感じからアタック感のあるサウンドと幅広い音作りが可能です。
ツマミの設定によりオシレーターのように発振させることも可能です。
クリック音とキック音は個別に出力することも可能で、さらに矩形波のアウトも装備しています。
Tuneは外部CVによるコントロールも可能なので高速LFO等を繋いでFMサウンドを作り出すこともできます。


縦に4つ銀のキャップノブが並んだモジュールはアナログフィルターの[CINNAMON]です。
ローパス・バンドパス・ハイパスのマルチモードフィルターです。
自己発振ももちろん可能でその場合上記のフィルター順に0°・90°・180°の角度違いのサイン波を各ジャックから出力します。
キャラクターというスイッチでレゾナンスのカーブ・発振時の波形を変更できます。
入力段に掛かるオーバードライブも装備。
オーディオ入力にはアッテネーターが付いているのでフィルター内でのサチュレーションを抑えたクリーンなサウンドも作れます。

ABCDEFと書かれた黒いツマミが6つ並んだモジュールは見た目の通りの名前の[ABC]です。
6チャンネルのミキサーモジュールでABCとDEFチャンネルを別々に出力することも出来3ch. x2のミキサーとしても使うことが出来ます。
工場出荷時の状態ではACカップリングのためオーディオ信号をミックスするのに向いています。
その左にある大きめのモジュールは4チャンネルVCAの[QUATTRO FIGARO]です。
一つのチャンネルに入れたCVが内部結線により隣のチャンネルに送られることによりクロスフェードやパンニング等をすることが可能です。
全チャンネルのCVインにはインバーターもついており入力したCVを反転させることも可能。
アウトプットは個別のアウト以外にミックスされたものもあります。

QUATTRO FIGAROの隣でまるで同じモジュールの一部のように馴染んでいる細いモジュールはマルチプルの[MULTIPLE]です。
信号を分岐する時に使用します。


ケースの右下にうつり、32個のボタンと7つのジャックがならんだ[KNIT RIDER]はGateシーケンサーモジュールです。
外部クロックだけでなくインターナルクロックも装備しており、タップテンポあるいはBPMを2づつ上下させることが可能です。
ボタンパネル下部の4x4の16個のボタンでシーケンスを打ち込んでいく分かりやすいスタイルですが、その上に横に4つ並んだBARボタンで最大64ステップのシーケンスを打ち込むことが可能です。
トラックの出力は個別にGate/Trig出力の切り替えが可能です。
さらに各ステップには4段階のサブステップがあり、Trigモード時は16ステップ以下の分解能能フラムのような打込み、Gateモードでは4段階のゲートレングスを設定することができます。
トラックごとのミュートやパターンのコピー&ペースト、入力データの保存・クリア等、ボタンのコンビネーションが若干複雑ですが便利なシーケンサーです。
小さいですがパネル上にも同時押し時の機能は書いてあるのでマニュアルがなければサッパリわからん!というわけでもありません。

その横には2つ目の[TEA KICK]がマウントされています。


TEA KICKの横にあるN2と書かれているモジュールは[NOISE SQUARE]です。
ホワイトとピンクの2種類のアナログノイズとデジタルノイズ、シンプルな矩形波、
2つの音が重なった矩形波のCow、6つの音が重なった矩形波のMetalic
の計6種類の音を出力します。
MetalicはTR-808のシンバル回路にインスパイアされた出力です。
Cowは文字通りカウベルの音を作るのに向いています。
アナログノイズ以外の出力はツマミと外部CVによりピッチがコントロール可能です。

細くてジャックしかないモジュールはパッシブフィルターの[PROPUST]です。
CRフィルターという抵抗とコンデンサーを使ったシンプルな電源不要のフィルター回路を採用したモジュールです。
3種類のカットオフ周波数のローパス・ハイパスアウトを持っています。
パッシブのため音量が落ちます。

その隣にある二つのモジュールは同じモデルで[SKIS]です。
ディケイのみのエンベロープとVCAを二系統もつパーカッションを作るのに最適なモジュールです。
VCAセクションは何もパッチングしなければ内蔵のディケイEnv信号が送られ、外部のCVをパッチングすればVCAを独立してコントロールすることができます。
VCAのキャラクターを変えるCrunchスイッチを装備。
NOISE SQUAREと組み合わせて使うのがおすすめです。


星形のような模様の上に6つのジャックが並んでいるのが個人的に一番気に入った[CV TRINITY]です。
32ステップのCVノブレコーダー・LFO・Envを個別に設定して6つ出力することができる多機能モジュールです。
ジャック部分は左がCV入力、右が出力となっています。
6つのチャンネルの選択方法はジャックの間にある上下のLEDでジャックの^状に並んだジャックの上下を選択し、四角い黒いスイッチでその3つのうちのどれかを選択します。
わかりやすいようなわかりにくいような選択方法に好感を持ちました。

中央に輝くLEDの色で現在のモードを確認できます。
各チャンネルの出力の他にSelect Outというジャックが左上にあり、そこからは現在選択されているチャンネルのCVが出力されます。
コレを利用すれば複数の速さのLFOを予め設定しておき、瞬時に切り替えて出力させることもできます。

RUMBURAKだけでゼロからパッチングをして音を出してみた動画がコチラ。


触ってみた感想はパーカッシブなサウンドに特化した印象の音源類で通常のステップシーケンサーでは難しいクロック以下の速さの分解能のリズムを鳴らしやすい構成だと思いました。
グラニュラーサンプラーのGRANDPAをうまく使えばアンビエント系ドローンもできます。
欲を言えばリバーブくらい掛けたくなりますが、そこはエフェクトモジュールの追加あるいは外部のエフェクターを繋げばよいかと。
木製パネルという見た目の統一感から他社製品と並べると違和感が出るかな?とも思いましたがひとつのメーカーのみで組まれたシステムを使いこなしたいと思わせる良いシステムだと思います。

近日中に常設で展示を置く予定ですので気になる方や他のモジュールとの組み合わせを試したい方はお気軽にご来店ください。

Wak


宮地楽器 エレクトリック ピアノ ガレージ Wurly's!
Tel : 03-5256-8181

記事を検索